ウィンターセイボリーは、料理に爽やかな香りを添えるハーブです。冷蔵で約10日、冷凍で約6か月保存できることを目安に、正しい保存方法を実践すれば、風味と栄養を長く保てます。

ウィンターセイボリーの基本情報

ウィンターセイボリー(Satureja montana)はシソ科に属する多年草ハーブで、葉は小さく濃い緑色。料理では肉料理やスープ、ハーブティーに利用されます。栄養面では、100gあたり約68kcalで、ビタミンC、カルシウム、鉄分が含まれます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ハーブは「賞味期限」と「消費期限」の表記が混在しがちです。
賞味期限は風味が劣化する目安で、未開封の乾燥ウィンターセイボリーは製造日から12〜24か月が一般的です。
消費期限は安全性が関わるため、開封後は冷蔵で約10日、冷凍で約6か月以内に使用してください。

保存方法の詳細

  • 常温保存(乾燥ハーブ):密閉できるガラス瓶や真空パックに入れ、直射日光と湿気を避けて暗所に保管。開封後は1年以内に使い切ることを目安に。
  • 冷蔵保存(生葉):軽く水気を拭き取り、キッチンペーパーで包んでから密閉容器に入れる。冷蔵庫の野菜室で約10日間持ちます。
  • 冷凍保存(生葉または粗みじん切り):小分けにしてフリーザーバッグに入れ、できるだけ空気を抜く。-18℃以下で保存し、約6か月で風味が最も良好です。

保存容器や包装のおすすめ

・乾燥ハーブは光と湿気に弱いため、遮光性のあるガラス瓶やアルミ箔付きのジップロックが最適です。
・生葉はプラスチック製の密閉容器より、通気性のある紙容器に入れ、上から濡れたキッチンペーパーをかぶせるとしなやかさが保てます。

季節別の注意点

ウィンターセイボリーは比較的耐寒性が高く、春先に収穫した新芽は特に水分が多いため、冷蔵保存は早めに行うことが重要です。夏場に乾燥させたハーブは湿気が入りやすくなるため、保存容器の密閉度を確認してください。

まとめ

ウィンターセイボリーは、正しい保存環境さえ整えれば、冷蔵で約10日、冷凍で約6か月、乾燥状態で最大2年まで風味を保てます。常温保存は光と湿気に注意し、開封後はできるだけ早く使い切ることがポイントです。この記事を参考に、ハーブの香りと栄養を長く楽しみましょう。