トゥルシーは薬膳料理に欠かせないハーブです。冷蔵で5〜7日、冷凍で3〜4か月と保存すれば、風味と栄養を長く保てます。ここでは基本情報から賞味期限、保存のポイント、腐敗サインまでを詳しく解説します。

トゥルシーの基本情報

トゥルシー(Holy Basil)はシソ科に属する一年草で、独特の甘くスパイシーな香りが特徴です。薬膳食材としては、抗酸化作用やストレス緩和効果が期待されます。栄養面では、100gあたり約68kcalで、ビタミンA・C・K、カルシウム、鉄分を含みます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

トゥルシーは乾燥品と生葉の2形態があります。

  • 乾燥トゥルシー:未開封は製造日から約12か月が目安。開封後は密閉保存で約6か月以内に使い切ることを推奨します。
  • 生トゥルシー(葉):冷蔵保存で約5〜7日、冷凍保存で約3〜4か月が目安です。消費期限は包装に記載された日付を基準にし、開封後はできるだけ早く使用してください。

保存方法の詳細

常温保存(乾燥トゥルシー)

直射日光と高温・湿気を避け、密閉できるガラス瓶やジップロックに入れて暗所で保管します。開封後は1〜2か月で風味が落ちやすいので、なるべく早く使い切りましょう。

冷蔵保存(生葉)

葉を軽く水で洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。その後、湿らせたペーパータオルで包み、密閉容器またはジップロックに入れます。冷蔵庫の野菜室(0〜5℃)で保管すれば、5〜7日間新鮮さが保てます。

冷凍保存(生葉)

葉をざく切りにし、少量の水で軽くブランチング(30秒)した後、すぐに氷水で冷やします。水気をしっかり絞り、平らに広げたフリーザーバッグに入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍します。保存期間は約3〜4か月です。

保存容器や包装のおすすめ

  • 乾燥トゥルシーは遮光性のあるガラス瓶が最適。
  • 生葉は通気性のある紙袋より、湿度管理ができるジップロックが便利。
  • 冷凍時は小分けにしたフリーザーバッグで、必要な分だけ解凍できるようにするとロスが減ります。

季節別の注意点

トゥルシーは温暖な気候でよく育ちますが、夏場は高温で葉がしおれやすく、冬場は低温で凍結しやすいです。特に夏は早めに収穫し、すぐに冷蔵または冷凍保存すると品質が保ちやすくなります。

まとめ

トゥルシーは乾燥でも生葉でも、適切な保存で風味と栄養を長く楽しめます。未開封の乾燥品は約12か月、開封後は6か月以内に使用し、生葉は冷蔵で5〜7日、冷凍で3〜4か月が目安です。密閉容器、湿度管理、暗所保存を心がけ、腐敗サインに注意すれば、薬膳料理に自信を持って取り入れられます。