乾燥しいたけは旨味が凝縮した便利な乾物です。賞味期限は未開封で約12か月、開封後はできるだけ早く使うのが安全です。ここでは保存期間の目安と、鮮度を保つための具体的な保存テクニックを紹介します。
乾燥しいたけの基本情報
乾燥しいたけは真菌類に属し、きのこの中でも特に旨味成分(グアニル酸)が豊富です。100gあたり約68kcalで、食物繊維やビタミンD、ミネラル(銅、亜鉛)も含まれます。日本各地で栽培され、乾燥加工された状態で販売されます。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 未開封の賞味期限:製造日から約12か月が目安です。乾燥状態が保たれていれば風味は長期間持続します。
- 開封後の消費期限:開封後は湿気が入りやすくなるため、1〜2日以内に使用することを推奨します。
- ※保存環境や包装状態により前後することがあります。「個体差があります」旨、目安としてご活用ください。
保存方法の詳細
常温保存
涼しく乾燥した場所であれば1〜2日間は問題ありません。ただし、湿度が高いとカビが発生しやすくなるため、長期保存は避けましょう。
冷蔵保存
新聞紙で包んで野菜室に入れると、3〜7日間の保存が可能です。紙が湿気を吸収し、乾燥状態を保ちます。
冷凍保存
石づきを取り、適当な大きさにカットしてから密閉容器に入れ、冷凍すれば約1か月保存できます。解凍時は自然解凍か、調理時に直接加熱してください。
保存容器・包装のおすすめ
- 密閉できるジッパー付きビニール袋や真空パックが最適。
- 湿気取りシート(シリカゲル)を併用すると、さらに長持ちします。
- 開封後はできるだけ空気を抜いて密閉し、光と熱を遮断してください。
季節別の注意点
梅雨や夏場は湿度が上がりやすく、カビのリスクが高まります。特に常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で管理しましょう。冬場は乾燥が進みやすいので、密閉容器での保存が効果的です。
まとめ
乾燥しいたけは未開封で約12か月、開封後は1〜2日以内に使うのが安全です。常温は短期間、冷蔵は3〜7日、冷凍は約1か月保存できます。湿気と光を遮断し、密閉容器と乾燥剤を活用すれば、風味と栄養を長く保てます。