シブレットは、料理やハーブティーに使える香り高いハーブです。正しい保存方法を守れば、開封後でも約1週間の鮮度を保ち、冷凍すれば数か月間風味をキープできます。

シブレットの基本情報

シブレットは、シソ科に属する一年草で、葉は細長く柔らかく、独特の甘みと爽やかな香りが特徴です。100gあたり約68kcalと、ハーブ類としては比較的エネルギーが高めです。ビタミンC、カリウム、食物繊維が含まれ、抗酸化作用が期待されています。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ハーブは「賞味期限」として表示されることが多く、品質が保たれる期間を示します。シブレットの場合、未開封の乾燥状態であれば製造日から約180日が目安です。開封後は湿気や光により劣化が早まるため、できるだけ早く使い切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存

乾燥ハーブは密閉容器に入れ、直射日光と高温を避けた涼しい場所で保存すれば、1〜2か月程度持ちます。湿気が多いとカビが生えやすくなるため、シリカゲルなどの除湿剤を併用すると効果的です。

冷蔵保存

新鮮なシブレットは、根元を湿らせたキッチンペーパーで包み、密閉できるプラスチック容器に入れて冷蔵(0〜5℃)で保存します。これにより約5〜7日間鮮度を保てます。葉が乾燥しないように、容器の中に少量の水を入れた小皿を添えても良いでしょう。

冷凍保存

余ったシブレットは、細かく刻んで氷皿に入れ、少量のオリーブオイルや水とともに凍らせます。凍ったらジップロックに移し替え、-18℃以下で保存すれば約3か月間風味を保てます。解凍は料理に直接加えるのがベストです。

保存容器や包装のおすすめ

  • 乾燥ハーブ:光遮断性のある暗色ガラス瓶またはアルミ箔パック
  • 新鮮ハーブ:通気性のある紙袋+密閉プラスチック容器の二重保存
  • 冷凍ハーブ:耐冷ジップロック+氷皿で小分け

季節別の注意点

シブレットは春から初夏にかけての収穫が最も香りが強くなります。夏場は高温で葉がすぐにしおれやすくなるため、収穫後は速やかに冷蔵または乾燥処理を行うことが重要です。秋以降は葉が薄くなるため、乾燥ハーブとして保存するのが適しています。

まとめ

シブレットは正しい保存で鮮度と香りを長く楽しめるハーブです。未開封の乾燥状態なら約180日、開封後は冷蔵で5〜7日、冷凍で約3か月が目安です。湿気・光・高温を避け、適切な容器で管理すれば、料理の幅が広がります。