根セロリは見た目がユニークな根菜で、保存方法を間違えるとすぐに劣化してしまいます。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存テクニックを管理栄養士がわかりやすく解説します。
根セロリの基本情報
根セロリはセリ科（Apiaceae）に属する根菜で、白く太い根が特徴です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンCや食物繊維、カリウムが豊富に含まれます。生でも茹でても、サラダや煮物、スープのベースとして活躍します。
賞味期限・消費期限の違いと目安
根セロリは「賞味期限」よりも「消費期限」が重要です。未開封の状態で常温保存は1〜2日、冷蔵（野菜室）で3〜7日が目安です。開封後（皮をむいたりカットしたりした場合）は、冷蔵で2〜3日以内に使用することをおすすめします。冷凍保存は、茹でてから冷凍すれば約1ヶ月保存可能です。
保存方法の詳細
- 常温保存：湿度が高くなるとすぐにしおれやすいので、1日以内に使用するのが安全です。
- 冷蔵保存：野菜室に入れ、根の部分を濡らした新聞紙またはキッチンペーパーで包みます。これにより水分が保たれ、3〜7日間鮮度を保てます。
- 冷凍保存：根セロリを一口大にカットし、沸騰したお湯で2分ほどブランチング（茹で）した後、氷水で急冷。水気をしっかり拭き取り、密閉できるジッパー袋に入れて冷凍庫へ。約1ヶ月で風味を保てます。
保存容器・包装のおすすめ
・濡れた新聞紙やキッチンペーパーで根を包む
・密閉できるプラスチック容器やジッパー袋を使用
・冷凍時は小分けにして、空気を抜いた状態で保存すると霜焼き防止になります
季節別の注意点
根セロリは秋から冬にかけて収穫されることが多く、気温が低い時期は常温でも多少持ちますが、夏場は特に乾燥と高温に注意が必要です。購入後はすぐに冷蔵に移すと鮮度が長持ちします。
まとめ
根セロリは冷蔵保存が最も適していますが、正しい包装と温度管理で常温でも短期間、冷凍でも約1ヶ月保存可能です。腐敗サインに注意し、鮮度を保ったまま料理に活かしましょう。
