さといもは季節・行事食として親しまれる野菜です。結論は、常温の冷暗所で保存し、冷蔵は避けることが最も安全・長持ちさせるポイントです。
さといもの基本情報
さといもはサトイモ科に属し、根茎部が食用になる根菜です。100gあたり約62kcalと低カロリーで、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富です。冬の鍋物やお正月料理に欠かせない食材です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
さといもは加工品ではないため「消費期限」よりも「賞味期限」の表記が一般的です。購入後は常温(13〜15℃)の冷暗所で保存すれば、約1〜2ヶ月が目安となります。低温(7℃以下)にさらすと低温障害が起き、芽が出にくくなり味が劣化します。
保存方法の詳細
- 常温(13〜15℃)の冷暗所:新聞紙に包んで風通しの良い場所に置く。1〜2ヶ月持ちます。
- 冷蔵保存は非推奨:7℃以下で低温障害が起こり、甘みが減少し腐敗が早まります。
- 冷凍保存:一度加熱(蒸す・茹でる)してから冷凍すると、品質を保ちつつ1〜2ヶ月保存可能です。
保存容器や包装のおすすめ
新聞紙に包むのが最も手軽です。さらに、通気性のある紙袋や麻紐で束ねても効果的です。密閉プラスチック容器は湿気がこもりやすく、腐敗を早めるので避けましょう。
季節別の注意点
- 収穫直後(秋~冬)は水分が多く傷みやすいので、すぐに新聞紙に包んで保存。
- 春先は気温が上がりやすく、乾燥が進むため、湿らせた布で軽く覆うと乾燥防止に。
まとめ
さといもは低温障害を起こしやすい野菜です。冷蔵は避け、13〜15℃の暗所で新聞紙に包んで保存すれば、1〜2ヶ月の長期保存が可能です。加熱後に冷凍すれば、さらに1〜2ヶ月保存でき、季節の行事料理を安心して楽しめます。