サラダ春菊は、鮮やかな緑色とやや苦味が特徴の葉物野菜です。冷蔵保存で3〜7日、冷凍で約1ヶ月と、正しい保存方法を守れば長く美味しく楽しめます。

サラダ春菊の基本情報

サラダ春菊はキク科に属し、葉は柔らかくサラダ向きに加工されたものです。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンC、β‑カロテン、食物繊維が豊富に含まれます。苦味成分のグルコシノレートは抗酸化作用が期待でき、サラダだけでなく鍋物や和え物でも活躍します。

賞味期限と消費期限の違いと目安

サラダ春菊は生鮮野菜のため、賞味期限」より「消費期限」の方が適切です。

  • 未開封・購入直後の目安:冷蔵で3〜7日、冷凍で約1ヶ月。
  • 開封後(洗浄・カット後)はなるべく早く(2〜3日以内)使用することを推奨します。

保存方法の詳細

常温保存

常温では乾燥と温度上昇により1〜2日で劣化します。鮮度を保つためには基本的に使用しません。

冷蔵保存(野菜室)

最適温度は0〜4℃、湿度は80〜90%です。以下の手順で保存すると長持ちします。

  1. 葉を軽く洗い、表面の水分をキッチンペーパーで優しく拭き取る。
  2. 濡れた新聞紙またはキッチンペーパーで葉全体を包む。
  3. 密閉できるビニール袋に入れ、できるだけ空気を抜く。
  4. 野菜室の中段に置き、他の野菜と接触しないようにする。

冷凍保存

冷凍は長期保存に有効です。以下の手順で行います。

  1. 葉をざく切りにし、沸騰したお湯で30秒ほどブランチングする。
  2. すぐに氷水に取り、余分な熱を取る。
  3. 水気をしっかり絞り、フリーザーバッグに平らに入れる。
  4. できるだけ空気を抜き、-18℃以下で保存。目安は約1ヶ月。

保存容器・包装のおすすめ

  • 密閉できるジップロックや真空パック。
  • 湿度保持のために濡れた新聞紙・キッチンペーパー。
  • 冷凍時はフリーザーバッグに平らに入れ、重ねずに保存。

季節別の注意点

サラダ春菊は春から初夏にかけて出荷が多いですが、通年供給されています。夏場は高温で萎れやすく、特に以下に注意してください。

  • 購入後すぐに冷蔵へ移す。
  • 湿度が低いと葉が乾燥しやすいので、包装の湿度管理を徹底。

まとめ

サラダ春菊は適切な温度と湿度管理で、冷蔵で3〜7日、冷凍で約1ヶ月保存できます。濡れた新聞紙で包む、空気を抜いた密閉容器で保存するなどのコツを守り、鮮やかな色と栄養を長く楽しみましょう。