野菜

サマーセイボリー(ハーブ)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
1〜2日
冷凍保存
約12週間
未開封 製造日から約180日
開封後 約90日以内

サマーセイボリーは料理に爽やかな香りを添えるハーブです。正しい保存方法を知っておけば、賞味期限を延ばし、栄養価や風味を損なわずに使い続けられます。

サマーセイボリーの基本情報

サマーセイボリー(学名: Satureja hortensis)はシソ科に属する一年草のハーブで、葉は細かく切れ込みがあり、ピリッとしたスパイシーさが特徴です。乾燥させても香りが強く、肉料理やスープ、サラダの風味付けに広く利用されています。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ハーブは「賞味期限」と「消費期限」の表記が混在しがちですが、乾燥ハーブは品質保持期間(賞味期限)として扱われ、開封後は風味が落ちやすくなります。一般的な目安は以下の通りです。

  • 未開封の乾燥サマーセイボリー:製造日から約6か月(賞味期限)
  • 開封後:風味が保たれるのは約3か月以内
  • 生のサマーセイボリー(葉のみ):冷蔵で約7〜10日、冷凍で約3か月が目安です。

保存方法の詳細

常温保存(乾燥ハーブ)

乾燥したサマーセイボリーは、直射日光と湿気を避けられる暗所で保存します。密閉できるガラス瓶やジッパーバッグに入れ、温度は15〜20℃が理想です。

冷蔵保存(生葉)

生の葉は、軽く水分を拭き取り、キッチンペーパーで包んでから密閉容器に入れます。冷蔵庫の野菜室(0〜5℃)で保存し、1週間以内に使用すると風味が最も良いです。

冷凍保存(生葉)

葉をざく切りにし、少量のオリーブオイルと混ぜてフリーザーバッグに入れます。空気を抜き、-18℃以下で保存すれば約3か月間品質を保てます。解凍は冷蔵庫で自然解凍か、料理に直接加えるのがベストです。

保存容器や包装のおすすめ

  • 乾燥ハーブ:遮光性のあるガラス瓶または厚手のアルミ箔袋
  • 生葉(冷蔵):通気性のあるビニール袋+キッチンペーパーで湿度調整
  • 生葉(冷凍):フリーザーバッグに小分けし、平らに広げて凍結

季節別の注意点

サマーセイボリーは春から夏にかけて葉が最も柔らかく香りが強くなります。夏場は高温と湿度が上がりやすく、腐敗が早まるため、特に冷蔵保存の際は容器の密閉とキッチンペーパーの交換を頻繁に行いましょう。秋以降は葉が硬くなるので、乾燥させて保存するのが効率的です。

まとめ

サマーセイボリーは正しい保存で風味と栄養を長く保てるハーブです。未開封の乾燥ハーブは6か月、開封後は3か月以内に使い切り、鮮度の良い生葉は冷蔵で7〜10日、冷凍で約3か月保存できます。適切な容器と温度管理で、料理の幅を広げましょう。

保存のコツ

購入後すぐに乾燥ハーブは密閉容器に入れる
生葉はキッチンペーパーで余分な水分を拭き取る
冷蔵保存時は野菜室の温度を0〜5℃に保つ
冷凍保存は小分けにして空気をしっかり抜く
直射日光と高温を避け、暗く涼しい場所で保管する

腐敗の見分け方

葉が黒く変色している
異臭がする(腐敗臭やカビ臭)
葉がべたべたした粘りを帯びている
カビが白や緑の斑点として表面に生えている

よくある質問

A
乾燥ハーブは密閉容器で暗所に保管すれば約6か月、開封後でも約3か月品質が保てます。一方、生葉は冷蔵で7〜10日、冷凍で約3か月が目安です。長期保存したい場合は乾燥させるのが最適です。
A
しおれは水分が失われたサインで、風味は低下しますがすぐに腐敗しているわけではありません。軽く水に浸すか、蒸し料理に使うと多少回復します。ただし、変色や異臭がある場合は廃棄してください。
A
葉を薄く広げ、通気性の良い網やシートに置き、直射日光を避けた陰干しで1〜2日間乾燥させます。完全に乾燥したら密閉ガラス瓶に入れ、湿気が入らないようにします。乾燥温度は30℃以下が望ましいです。
A
凍ったままスープやシチューに直接投入すると、解凍時間が短く風味が残ります。炒め物の場合は、凍った状態でフライパンに入れ、余熱で自然に解凍させると食感が損なわれにくいです。
A
ビタミンCやフラボノイドは熱と光に弱いので、乾燥は低温(30℃以下)で陰干しし、保存は遮光性のある容器に入れます。冷蔵保存の場合は、葉を湿らせすぎないようにキッチンペーパーで軽く包むと、栄養素の酸化を抑えられます。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本ハーブ協会「ハーブの取扱いと保存ガイド」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください