匍匐性ローズマリーは香り高いハーブで、料理やハーブティーに最適です。鮮度を保つためには冷蔵保存が基本で、適切に保存すれば10日以上持ちます。ここでは賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法を詳しく解説します。

匍匐性ローズマリーの基本情報

・分類:シソ科(Lamiaceae)に属する多年草ハーブ
・特徴:小さな針状の葉と独特の松葉のような香りが特徴で、料理の風味付けに広く使われます。
・栄養価:100gあたり約105kcalで、ビタミンC、カルシウム、鉄分が含まれます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ハーブは賞味期限と消費期限が混同されがちですが、一般的に賞味期限は風味が保たれる期間、消費期限は安全に食べられる最終日を示します。匍匐性ローズマリーの場合、未開封の状態で冷蔵保存した場合は約7日が目安となり、開封後は5〜10日以内に使用することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存(1〜2日)

茎を水にさっと挿し、直射日光を避けた涼しい場所に置くと、1〜2日間は葉の香りを保てます。ただし、乾燥が早く進むため、長期保存には不向きです。

冷蔵保存(5〜10日)

茎の根元を湿らせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋や保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。水分が保たれることで、5〜10日間は鮮度と香りが維持できます。

冷凍保存(1〜3ヶ月)

使用する分だけ細かく刻み、密閉できるフリーザーバッグやジップロックに入れて空気を抜き、-18℃以下の冷凍庫で保存します。解凍は自然解凍か、料理に直接加えると香りが逃げにくくなります。

保存容器・包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器やジップロック
  • 湿らせたキッチンペーパーとビニール袋の二重包装
  • 冷凍時は小分けにして空気をできるだけ抜く
  • 常温保存時は水に挿したまま透明なコップに入れ、ビニールで覆う

季節別の注意点

春から初夏にかけては新芽が柔らかく、保存が比較的容易です。夏の高温期は蒸れやすくなるため、湿度管理に注意し、なるべく冷蔵での保存を心掛けましょう。秋以降は葉が硬くなるため、冷凍保存が特に効果的です。

まとめ

匍匐性ローズマリーは冷蔵保存が最も適していますが、正しい包装と水分管理を行えば常温でも短期間、冷凍でも数か月間鮮度を保てます。賞味期限・消費期限を守り、腐敗サインに注意すれば、いつでも香り高いハーブを楽しめます。