乾燥ローズマリーは、香り高いハーブとして料理の風味付けに欠かせません。未開封の状態で長期保存が可能ですが、開封後は保存方法に注意が必要です。ここでは賞味期限の目安と安全に長持ちさせる保存テクニックをまとめました。

乾燥ローズマリーの基本情報

乾燥ローズマリーはシソ科に属するハーブで、100gあたり約105kcalのエネルギーを含みます。抗酸化作用のあるカンファーやロスマリン酸が含まれ、料理だけでなくハーブティーやアロマとしても利用されます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

未開封のパッケージは製造日から約12か月程度保存可能とされています(賞味期限)。開封後は保存環境により賞味期限が変わります。

  • 常温(湿らせて使用する場合): 1〜2日
  • 冷蔵(濡れたキッチンペーパーで包む): 5〜10日
  • 冷凍(刻んで密閉容器に入れる): 1〜3ヶ月

保存方法の詳細

常温保存

湿度が低く、直射日光の当たらない涼しい場所で密閉容器に入れます。ただし、湿らせて使用する場合は1〜2日以内に使い切ることが推奨されます。

冷蔵保存

濡れたキッチンペーパーで軽く包み、ビニール袋や密閉容器に入れて保存します。冷蔵庫の野菜室で5〜10日間風味を保てます。

冷凍保存

使用分だけ刻んでジッパー付きのフリーザーバッグや密閉容器に入れ、空気をしっかり抜いて保存します。1〜3ヶ月の間、香りと色を保ちます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 光を通さないガラス瓶やステンレス製の密閉容器
  • 湿気対策にシリカゲルの小袋を同封
  • 冷蔵保存時は濡れたキッチンペーパーで包む
  • 冷凍保存は小分けにしてジッパー袋に入れる

季節別の注意点

梅雨や夏場は湿度が高くなるため、常温保存は特に注意が必要です。湿気が多い時期は必ず冷蔵または冷凍で保存し、開封後は早めに使用しましょう。

まとめ

乾燥ローズマリーは未開封のままなら長期保存が可能ですが、開封後は常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存期間を守ることが重要です。密閉容器と湿度管理で香りと風味を長持ちさせ、料理のアクセントとしていつでも活用してください。