野菜

リコリス(薬膳食材)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
数時間〜1日(生根は常温保存不可)
冷凍保存
約26週間(生根)
未開封 製造日から約730日(乾燥根)
開封後 開封後は約365日(乾燥根)/冷蔵で約10日(生根)

リコリスは薬膳で人気のマメ科根菜です。鮮度を保ちつつ安全に長持ちさせるための保存方法と賞味期限の目安をまとめました。

リコリスの基本情報

リコリス(学名: Glycyrrhiza glabra)はマメ科に属する多年草の根で、甘味成分のグリチルリチン酸が特徴です。薬膳では甘味と調整作用を活かし、煎じて飲料にしたり、料理の風味付けに利用されます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

リコリスは生の根と乾燥根で保存期間が異なります。

  • 生根(未加工):冷蔵で約10日、冷凍で約6か月が目安です。開封後はできるだけ早く使用してください。
  • 乾燥根(市販の乾燥リコリス):未開封で製造日から約2年、開封後は密閉状態で冷暗所に保管し、約1年以内に使い切ると安全です。

保存方法の詳細

常温(室内)

乾燥根は湿気と直射日光を避け、密閉容器に入れて涼しい場所(15〜20℃)で保管すれば、数か月間品質を維持できます。生根は常温保存は避け、購入後はすぐに冷蔵へ移すことが重要です。

冷蔵保存

生根は新聞紙で包み、野菜室の野菜トレイに入れます。湿気が多いと腐りやすいため、紙で包んだ後にビニール袋に軽く入れ、空気を抜いて密閉します。冷蔵温度は0〜4℃が適正です。

冷凍保存

生根は洗浄・水気を拭き取り、1〜2cmの厚さにカットしてから、フリーザーバッグに入れます。できるだけ空気を抜き、-18℃以下で保存すれば約6か月持ちます。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うと甘味が保たれます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器またはジップロックバッグ
  • 乾燥根は光を遮断できる暗色の瓶やアルミ箔包装
  • 生根は紙とビニールの二重包装で湿度管理

季節別の注意点

  • 収穫期(秋):新鮮な根が市場に出回ります。購入後はすぐに冷蔵へ。
  • 冬季:乾燥根の需要が高まりますが、湿気が少ないため保存は比較的楽です。
  • 夏季:高温多湿で腐敗リスクが上がるため、常温保存は絶対に避け、冷蔵・冷凍を徹底。

まとめ

リコリスは根菜としての取り扱いが基本です。未加工の生根は冷蔵で約10日、冷凍で約6か月保存でき、乾燥根は密閉・暗所で2年程度持ちます。湿気・直射光・高温を避け、適切な容器で管理すれば、薬膳料理に長く活用できます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫へ入れる
乾燥根は密閉容器で暗所に保管する
生根は紙で包みビニール袋に入れ空気を抜く
冷凍する際は薄切りにしてフリーザーバッグに入れる

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
表面がぬめりを帯びる
カビが生えている

よくある質問

A
乾燥させたリコリスは未開封で約2年、開封後は密閉状態で冷暗所に保管すれば約1年以内に使い切るのが安全です。湿気が入るとカビが生えやすくなるので注意してください。
A
鮮度の良いリコリスは表面がしっかりとした淡い茶色で、切り口が乾燥していません。変色や黒ずみ、ぬめり、異臭がある場合は鮮度が落ちているサインです。
A
煎じたリコリスは冷蔵で約5日、冷凍で約2か月保存可能です。冷蔵保存の際は清潔な密閉容器に入れ、冷凍する場合は小分けにしてフリーザーバッグに入れ、解凍は冷蔵庫でゆっくり行うと甘味が残ります。
A
リコリスの甘味成分であるグリチルリチン酸は比較的熱に安定していますが、長時間の高温加熱は多少減少することがあります。薬膳スープや煮込み料理では10〜15分程度の加熱が目安です。
A
冷凍したリコリスは冷蔵庫で一晩自然解凍すると、食感と甘味が保たれます。急速解凍(電子レンジ)は甘味が抜けやすくなるため、できるだけ避けてください。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください