レモンタイムは爽やかなレモンの香りが特徴のハーブです。冷蔵保存で5〜10日、冷凍保存で1〜3ヶ月持たせることができます。本記事では、賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗の見分け方までを管理栄養士がわかりやすく解説します。

レモンタイムの基本情報

レモンタイムはシソ科に属する一年草のハーブで、葉は小さく細長く、レモンに似た香りがします。料理の風味付けやハーブティー、アロマテラピーなど多用途に利用されます。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンCやカロテノイドが含まれますが、保存中に栄養素が減少しやすいため、できるだけ新鮮なうちに使用することが推奨されます。

賞味期限と消費期限の違いと目安

ハーブは一般的に賞味期限」より「消費期限」」が設定されることが多く、香りや風味が劣化した時点で食べるのが適切です。レモンタイムの場合、未開封の状態で冷蔵保存した場合は5〜10日以内に使用するのが目安です。開封後はできるだけ早く、なるべく5日以内に使い切るようにしましょう。

保存方法の詳細

常温保存（1〜2日）

茎を水に差し、ビニール袋で覆うと多少日持ちしますが、乾燥や香りの低下が早く進むため、なるべく短期間での使用が望ましいです。

冷蔵保存（5〜10日）

濡れたキッチンペーパーで葉全体を包み、密閉できる保存容器やジップロックに入れて野菜室で保存します。水分が過剰にならないように、ペーパーは軽く絞っておきましょう。

冷凍保存（1〜3ヶ月）

使用する分だけ細かく刻み、密閉容器やフリーザーバッグに入れて冷凍します。解凍は自然解凍または料理に直接加えると香りが保たれます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 密閉容器やジップロックで空気を遮断
  • 濡れたキッチンペーパーで包むと湿度が保たれ、しおれにくい
  • 冷凍時は小分けにして、使う分だけ解凍できるようにする
  • 常温保存時は茎を水に差すだけで簡易的に延長可能

季節別の注意点

レモンタイムは春から初夏にかけて収穫されることが多く、季節が外れると品質が低下しやすくなります。特に夏場は高温で香りが飛びやすくなるため、すぐに冷蔵・冷凍保存することが重要です。

まとめ

レモンタイムは香りと風味が魅力のハーブですが、保存環境に敏感です。常温は1〜2日、冷蔵は5〜10日、冷凍は1〜3ヶ月を目安に、濡れたキッチンペーパーや水に挿すなどの工夫で鮮度を保ちましょう。腐敗サインを見逃さず、安心して料理に活用してください。