結論:パイナップルミントは冷蔵保存が最も適しており、約10日間鮮度を保てます。長期保存したい場合は冷凍し、1〜2か月以内に使い切ると風味が残ります。保存時は湿度管理と低温障害に注意し、10℃以下の極端な低温は避けましょう。

パイナップルミントの基本情報

パイナップルミント(学名:Mentha suaveolens ‘Variegata’)はシソ科(Lamiaceae)に属するハーブで、甘いパイナップルのような香りが特徴です。日本では主にハーブ園や家庭菜園で栽培され、料理やドリンク、デザートのフレーバーとして利用されます。

  • 分類:ハーブ(シソ科)
  • 主な利用部位:葉
  • 栄養価(100 g当たり)
    エネルギー:58 kcal、ビタミンC:約15 mg、カルシウム:約150 mg
  • 産地:日本各地で栽培されますが、特定の産地情報は確認できていません。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ハーブは「賞味期限」よりも「鮮度保持期間」が重視されます。未開封・未使用の状態であれば、パイナップルミントは以下の期間が目安です。

  • 常温保存:1〜2週間(直射日光と高温を避け、風通しの良い涼しい場所)
  • 冷蔵保存(野菜室・4〜7℃):約10日間が目安。湿度を保つために軽く湿らせたキッチンペーパーで包むと効果的です。
  • 冷凍保存:1〜2か月。葉を洗って水気を拭き取り、1回分ずつラップで包んでからフリーザーバッグに入れます。

保存方法の詳細

常温保存

涼しく乾燥した場所に置き、風通しを良くします。直射日光や高温は香りと葉の色を劣化させるため、避けてください。

冷蔵保存(推奨)

  1. 葉を軽く洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
  2. 湿らせたキッチンペーパーで葉全体を包み、ポリ袋(ジッパータイプ)に入れます。
  3. 袋の空気をできるだけ抜き、野菜室(4〜7℃)に入れます。
  4. 2〜3日ごとに紙の湿り具合をチェックし、乾燥しすぎたら軽く水を足します。

冷凍保存

  1. 葉を洗って水気を完全に拭き取ります。
  2. 1回分(約10 g)ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れます。
  3. なるべく空気を抜き、平らにして冷凍庫(-18℃以下)へ。
  4. 使用時は自然解凍または料理に直接加えて加熱してください。

保存容器・包装のおすすめ

ジッパー付きポリ袋:湿度管理がしやすく、空気を抜きやすい。

密閉容器+湿ったキッチンペーパー:乾燥を防ぎ、葉のしおれを抑制。

真空パック(冷凍時):酸化を防ぎ、風味を長持ちさせます。

季節別の注意点

  • 夏場(30℃以上):常温保存は1週間以内に使用し、早めに冷蔵へ移す。
  • 冬場(10℃以下):低温障害が起きやすくなるため、冷蔵庫の野菜室で保管し、凍結しないように注意。

まとめ

パイナップルミントはハーブとしては比較的繊細ですが、適切な湿度と温度管理で約10日間の冷蔵保存が可能です。長期保存したい場合は冷凍が有効で、1〜2か月以内に使い切ると香りを保てます。保存時のポイントは「湿らせた紙で包む」「低温すぎない」ことです。