コールラビはアブラナ科の茎野菜で、甘みとシャキシャキした食感が特徴です。鮮度が落ちやすいため、正しい保存で長持ちさせましょう。ここでは賞味期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法を具体的に解説します。
コールラビの基本情報
- 分類:茎野菜(アブラナ科)
- 外観:球形で緑色または紫色の外皮、内部は白くクリーミー
- 栄養価(100gあたり):エネルギー約40kcal、ビタミンC、ビタミンB群、食物繊維、カリウムが豊富
- 主な利用例:サラダ、スティック野菜、煮物、炒め物、マリネなど
賞味期限・消費期限の違いと目安
コールラビは生鮮野菜のため、メーカーが表示する「賞味期限」は保存状態に大きく左右されます。一般的な目安は次の通りです。
- 未開封・冷蔵保存の場合:購入日から約10日以内が目安(賞味期限)
- 開封・カット後はできるだけ早く使用し、5日以内に食べ切ることを推奨(消費期限)
保存方法の詳細
常温保存
湿度が低く、直射日光の当たらない涼しい場所で、紙袋や通気性のあるビニール袋に入れて保存します。2日以内に使用するのが安全です。
冷蔵保存(野菜室)
温度は0〜4℃、湿度は80〜90%が理想です。以下の手順で保存すると鮮度が保ちやすくなります。
- 外皮の土や汚れは軽く拭き取り、濡れたままにしない。
- 新聞紙で包むか、野菜専用の通気性バッグに入れる。
- 野菜室の野菜用引き出しに置く。
この状態で約10日間(目安)保存可能です。
冷凍保存
長期保存したい場合は、カットして下茹で(沸騰した湯で2分)し、すぐに氷水で冷やしてから水気をしっかり拭き取ります。ジップロックやフリーザーバッグに平らに入れ、空気を抜いて凍結します。-4℃以下で保存し、約10ヶ月まで品質を保てます。
保存容器・包装のおすすめ
- 通気性のある野菜保存袋(穴あきポリエチレン)
- 紙袋や新聞紙(湿気を吸収し過乾燥を防止)
- 冷凍時はジップロックに二重封止し、なるべく空気を抜く
季節別の注意点
コールラビは比較的通年栽培が可能ですが、冬季は低温での保存がしやすく、夏季は乾燥と高温で早くしおれやすくなります。夏は購入後すぐに冷蔵へ移し、乾燥防止のために湿らせたキッチンペーパーで軽く包むと効果的です。
まとめ
コールラビは鮮度が命の茎野菜です。常温では2日以内、冷蔵では約10日、冷凍では約10ヶ月保存できます。湿度管理と通気性を意識した包装で、栄養と食感を長く楽しみましょう。