結論から言うと、こごみは購入後すぐに冷蔵野菜室で保存し、3〜5日以内に食べ切るのが安全です。冷凍保存すれば1〜2か月持たせられますが、調理前に下茹ですると栄養と食感が保たれます。

こごみの基本情報

こごみはイワデンダ科に属する山菜で、葉が細長く柔らかいのが特徴です。春先に山間部で採取され、サラダや和え物、味噌汁の具として楽しまれます。100gあたり約44kcalと低カロリーで、ビタミンCや食物繊維、カリウムが豊富です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

野菜は主に「消費期限」が設定されますが、販売形態により「賞味期限」表記がある場合もあります。こごみの場合、未開封の状態であれば購入日から約3〜5日が目安です。開封後はできるだけ早く(2〜3日以内)に使用しましょう。

保存方法の詳細

常温保存

こごみは水分が多く、常温では1日程度でしおれやすくなります。購入後すぐに冷蔵へ移すのが基本です。

冷蔵保存(野菜室)

  • 温度:0〜5℃が最適。
  • 湿度:80〜90%を保つとしおれを防げます。
  • 保存容器:通気性のある紙袋やビニール袋に穴を開け、湿らせたキッチンペーパーを添える。
  • 保存期間:3〜5日(できるだけ早めに消費)。

冷凍保存

  • 下処理:軽く洗って水気を拭き取り、沸騰したお湯で30秒ほど下茹でし、すぐに氷水で冷やす。
  • 冷凍方法:小分けにしたジップロックやフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて密封。
  • 保存期間:1〜2か月。
  • 解凍:冷蔵庫で自然解凍するか、調理時に直接加熱。

保存容器や包装のおすすめ

・紙袋や通気性のある野菜保存袋は湿度を保ちつつ、過剰な結露を防ぎます。
・冷凍保存時はフリーザーバッグに平らに広げて保存すると、解凍が均一になりやすいです。

季節別の注意点

こごみは春先に最も甘みが強く、葉が柔らかい時期に収穫されます。早春は気温が低く、葉がしおれにくいですが、晩春になると水分が多くなりやすく、保存期間が短くなる傾向があります。季節が進むにつれて、できるだけ早く調理・冷凍することをおすすめします。

まとめ

こごみは鮮度が命の山菜です。購入後はすぐに冷蔵野菜室で保存し、3〜5日以内に食べ切るのが安全です。余った場合は下茹でして冷凍すれば1〜2か月保存可能です。適切な容器と湿度管理で、栄養と食感をできるだけ長く保ちましょう。