カレーリーフはインド料理に欠かせない香り高いハーブです。冷蔵で5〜7日、冷凍で約6か月保存できることを知っておけば、使い切れないときでも無駄なく活用できます。

カレーリーフの基本情報

カレーリーフはミカン科に属する常緑性の葉その他で、主にインド・スリランカ・マダガスカルで栽培されています。乾燥させたものや冷凍したものが市販されますが、ここでは新鮮な生葉を対象に解説します。

  • 学名:Murraya koenigii
  • エネルギー:100 gあたり約68 kcal
  • 主な栄養素:ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分、抗酸化ポリフェノール

賞味期限と消費期限の違いと目安

ハーブは「賞味期限」よりも「消費期限」が重要です。賞味期限は品質が保たれる期間、消費期限は安全に食べられる最終日を示します。カレーリーフは次のように目安を設定します。

  • 未開封の乾燥カレーリーフ:製造日から約12か月(賞味期限)
  • 開封後の乾燥葉:湿気を防げば6か月以内に使用
  • 生葉(常温):数時間以内に使用(消費期限は実質的になし)
  • 生葉(冷蔵):5〜7日以内に使用
  • 生葉(冷凍):約6か月保存可能

保存方法の詳細

常温保存

乾燥カレーリーフは密閉できるジップロックや密閉容器に入れ、直射日光と湿気を避ければ約12か月持ちます。生葉は常温ではすぐにしおれ、数時間以内に使用してください。

冷蔵保存

生葉は軽く水分を拭き取り、キッチンペーパーで包んでから密閉容器またはジップロックに入れます。冷蔵庫の野菜室(0〜4℃)で5〜7日が目安です。

冷凍保存

使いやすいように1回分ずつ小分けし、フリーザーバッグに入れ空気を抜きます。冷凍庫(-18℃以下)で約6か月保存可能です。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、料理に直接加えると風味が保たれます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 乾燥葉:遮光性のあるガラス瓶やアルミ箔包装
  • 生葉:通気性のある紙袋に入れ、外側をビニールで覆う二重包装
  • 冷凍用:ジップロックに小分けし、日付ラベルを貼る

季節別の注意点

カレーリーフは熱帯地域で一年中収穫されますが、輸入量が増える雨季(5〜9月)には品質がやや低下しやすいです。雨季の葉は水分が多く腐敗しやすいため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍してください。

まとめ

カレーリーフは香りと栄養価が高いハーブですが、鮮度が落ちやすいのが特徴です。冷蔵で5〜7日、冷凍で約6か月を目安に、密閉容器と適切な温度管理で保存すれば、長期間にわたって料理に活用できます。

詳しくは、[[南インドカレー(インド・南アジア料理)の賞味期限と正しい保存方法(魚介類)]]をご参照ください。