生カカオは抗酸化物質が豊富なスーパーフードです。正しい保存で栄養と風味を長持ちさせましょう。
生カカオの基本情報
生カカオは発酵・焙煎を行わず、低温で乾燥させたカカオ豆やニブを指します。100gあたり約68kcalで、ポリフェノールや食物繊維、ミネラル（マグネシウム、鉄分）を多く含みます。加工品に分類され、主にスーパーフードや健康食品として販売されています。
賞味期限・消費期限の違いと目安
生カカオは保存状態が良ければ「賞味期限」は長めに設定されますが、開封後は酸化が進むため「消費期限」を意識する必要があります。
- 未開封・常温保存：製造日から約12か月が目安
- 未開封・冷蔵保存：約24か月
- 未開封・冷凍保存：約36か月
- 開封後はできるだけ早く使い切り、開封後6か月以内の消費を推奨
保存方法の詳細
常温保存
直射日光と高温多湿を避け、密閉できるジップロックや真空パックに入れ、涼しく乾燥した場所（15〜20℃）で保管します。
冷蔵保存
密閉容器に入れ、冷蔵庫の果物室よりも温度が安定したチルド室（0〜4℃）で保存すると酸化が遅くなります。
冷凍保存
長期保存が必要な場合は、できるだけ空気を抜いたジッパー付きフリーザーバッグに入れ、-18℃以下で保存します。解凍は冷蔵庫内で自然解凍し、再冷凍は避けましょう。
保存容器・包装のおすすめ
・光と酸素を遮断できる真空パック
・二重ジップロック袋（内部に乾燥剤を併用）
・遮光性のあるプラスチック容器やガラス瓶
季節別の注意点
- 夏場は高温と湿度が上がりやすく、酸化が早まります。必ず冷蔵または冷凍で保管してください。
- 冬場でも室内が乾燥し過ぎるとカカオが硬くなることがあります。保存容器内に乾燥剤を入れすぎないように注意。
まとめ
生カカオは適切に保存すれば1年～3年と長期保存が可能です。開封後は酸化を防ぐために密閉・低温保存を徹底し、6か月以内に使い切ることを目安にしましょう。腐敗サインを見逃さず、いつでもフレッシュな栄養を摂取してください。
