結論：西洋かぼちゃは13〜15℃の冷暗所で保存すれば、収穫後1〜2ヶ月は鮮度を保てます。冷蔵は低温障害を起こすため避け、長期保存したいときは加熱後に冷凍すると1〜2ヶ月持ちます。
西洋かぼちゃの基本情報
西洋かぼちゃはヒルガオ科に属する果菜類で、甘みが強く煮物やスープ、デザートに幅広く使われます。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンA（βカロテン）やビタミンC、食物繊維が豊富です。皮は厚く、保存性が比較的高いのが特徴です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限：品質が保たれる期間。常温の冷暗所で保存した場合、収穫後約1〜2ヶ月が目安です。
- 消費期限：安全に食べられる最終日。切ってからは早めに使用し、開封後は3日以内に調理することをおすすめします。
保存方法の詳細
常温（冷暗所）保存
13〜15℃の風通しの良い暗所に置きます。新聞紙や麻布で包むと湿度が保たれ、乾燥やひび割れを防げます。
冷蔵保存は非推奨
10℃以下になると低温障害が起こり、内部が黒ずんだり柔らかくなります。冷蔵庫での保存は避けてください。
冷凍保存（加熱後）
一度加熱（蒸す・茹でる）し、粗熱が取れたら一口大に切って密閉容器またはジップロックに入れます。冷凍庫（-18℃）で1〜2ヶ月保存可能です。解凍は冷蔵庫で自然解凍か、電子レンジの解凍モードを利用してください。
保存容器・包装のおすすめ
- 新聞紙または麻布で包む → 適度な湿度保持
- 通気性のある紙箱や段ボール箱 → 風通し確保
- 冷凍時はフリーザーバッグに空気を抜いて密封
- 切った後はラップで密閉し、できるだけ早く調理
季節別の注意点
西洋かぼちゃは主に秋から冬にかけて出回りますが、収穫後の保存期間は季節に左右されません。ただし、夏場は高温になるため、冷暗所の温度管理が難しくなります。暑い時期は早めに使用するか、加熱後に冷凍保存すると安心です。
まとめ
西洋かぼちゃは冷暗所での常温保存がベストです。冷蔵は低温障害のリスクがあるため避け、長期保存したいときは加熱後に冷凍します。適切な包装と温度管理で、甘みと栄養をしっかりキープしましょう。
