イングリッシュラベンダーは、香り高いハーブとしてお茶や料理、アロマに幅広く利用されます。正しい保存をすれば、乾燥状態で約1年、冷凍保存で約6か月と、長期間その風味を保てます。

イングリッシュラベンダーの基本情報

イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia)は、シソ科の多年草です。花と葉に含まれる揮発性オイルが特徴で、リラックス効果や抗菌作用が期待されています。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンCや食物繊維も微量含みます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ハーブは「賞味期限」が主に表示されます。乾燥ハーブは水分が少ないため、保存状態が良ければ1年程度の賞味期限が設定されます。開封後は空気や湿気で香りが失われやすく、目安は6か月以内です。消費期限は表示されませんが、品質が劣化したと感じたら使用を控えてください。

保存方法の詳細

  • 常温保存(乾燥ハーブ):密閉容器に入れ、直射日光と湿気を避けると約6〜12か月持ちます。
  • 冷蔵保存(新鮮な葉・茎):湿らせたキッチンペーパーで包み、野菜室(0〜5℃)に入れると約1〜2週間が目安です。
  • 冷凍保存(乾燥ハーブまたは新鮮な花):ジップロックに入れ空気を抜き、-18℃以下で保存すれば約6か月持ちます。

保存容器・包装のおすすめ

光と湿気を遮断できる暗色のガラス瓶や、密閉できるプラスチック容器が最適です。開封後はできるだけ空気を抜いて、真空パックやシリコンフタを併用すると香りのロスを抑えられます。

季節別の注意点

収穫時期は夏から初秋が中心です。収穫直後は水分が多いため、風通しの良い陰干しでしっかり乾燥させることが重要です。雨季や高湿度の時期はカビが発生しやすくなるため、乾燥状態を確認しながら保存してください。

まとめ

イングリッシュラベンダーは正しい保存環境さえ整えれば、乾燥状態で約1年、冷凍で約6か月と長く活用できます。密閉容器・暗所・低温という基本を守り、変色やカビ、香りの減衰に注意すれば、いつでもフレッシュな香りを楽しめます。