結論から言うと、グリーンピースは冷蔵で3〜5日、冷凍で10〜12か月保存可能です。鮮度を保つためのポイントを抑えて、いつでも美味しく食べられるようにしましょう。

グリーンピースの基本情報

グリーンピースはマメ科に属する豆類の一種で、食感は甘みとほろ苦さが特徴です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンC、ビタミンK、食物繊維、葉酸が豊富に含まれます。日本各地で栽培され、季節は主に春から初夏にかけて収穫されます。

賞味期限と消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる目安で、風味や食感が最良の状態である期間です。未開封の真空パックは冷蔵で約7〜10日が目安です。
消費期限は安全に食べられる期限で、開封後はできるだけ早く(3〜5日以内)に消費することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存

収穫後すぐに食べない場合は、直射日光と高温を避け、風通しの良い涼しい場所で1〜2日程度保存できます。ただし、鮮度は急速に低下するため、なるべく早めに冷蔵へ移すことが重要です。

冷蔵保存(野菜室)

  • 未開封のパックはパッケージのまま冷蔵庫の野菜室へ。
  • 開封後は密閉できるプラスチック容器かジップロックに入れ、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取ってから保存。
  • 温度は0〜4℃、湿度は85〜90%が理想。
  • 目安は3〜5日。できるだけ早く調理すると甘みが保たれます。

冷凍保存

  • 下茹で(沸騰したお湯で1〜2分)した後、すぐに氷水で冷やし、しっかり水気を切ります。
  • 平らに広げて単層にし、30分ほど冷凍したらジップロックや冷凍保存用ビニール袋に入れ、空気を抜いて密封。
  • 保存温度は-18℃以下で、目安は10〜12か月。
  • 解凍は電子レンジの解凍モードか、調理時に直接加熱すると栄養ロスが最小です。

保存容器・包装のおすすめ

密閉容器:プラスチック製またはステンレス製のフタ付き容器は湿度管理に優れ、におい移りを防ぎます。
ジップロック:小分けにして保存すれば、使う分だけ取り出せて鮮度が保ちやすいです。
紙タオル:容器の底に敷くと余分な水分を吸収し、カビの発生リスクを低減します。

季節別の注意点

  • 春先の収穫分は水分が多く、保存中にべたつきやすいので、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ってから冷蔵してください。
  • 夏の高温期は常温保存は避け、収穫後できるだけ早く冷蔵または冷凍に移すことが重要です。
  • 秋・冬に輸入されるグリーンピースは、出荷時にブランチング(熱処理)されていることが多く、賞味期限がやや長めになる傾向があります。

まとめ

グリーンピースは鮮度が命です。未開封は冷蔵で7〜10日、開封後は3〜5日以内に食べ切るのが安全です。長期保存したい場合は下茹で→急冷→冷凍の手順で10〜12か月保存可能です。適切な容器と湿度管理で、甘みと栄養をしっかりキープしましょう。