野菜

フルーツトマト(野菜)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約3分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
3日〜5日
冷凍保存
2ヶ月〜3ヶ月
未開封 収穫日から約7日
開封後 カット後2〜3日以内

フルーツトマトは、甘みが強くジューシーな食感が特徴のトマト品種です。保存は適切な温度と湿度を保つことで、鮮度と栄養を長く楽しめます。ここでは、賞味期限の目安と安全に保存するためのポイントをまとめました。

フルーツトマトの基本情報

フルーツトマトはナス科に属するトマトの一種で、果菜に分類されます。色は赤からオレンジまで幅広く、100gあたり約47kcalと低カロリーです。ビタミンCやリコピン、カリウムが豊富で、サラダやカプレーゼ、加熱料理にも適しています。

賞味期限と消費期限の違いと目安

フルーツトマトは生鮮野菜のため、賞味期限は品質が保たれる目安、消費期限は安全に食べられる最終日を示します。一般的に、流通段階で表示されるのは賞味期限です。

  • 未開封・未カットの状態での賞味期限(常温): 3〜5日
  • 未開封・未カットの状態での賞味期限(冷蔵・野菜室): 1〜2週間
  • カット後の消費期限: 2〜3日(適切な温度で保存した場合)

保存方法の詳細

常温保存(10〜15℃)

フルーツトマトは低温障害を起こしやすく、8℃以下での保存は避けるべきです。室温が10〜15℃の涼しい場所で、直射日光を遮り、風通しの良い場所に置きましょう。未熟なものはこの温度で追熟させ、熟したらすぐに冷蔵(野菜室)へ移します。

冷蔵保存(野菜室 10〜12℃)

冷蔵庫の野菜室は通常4〜8℃ですが、フルーツトマトは低温障害を防ぐため、温度設定を10〜12℃に調整できる場合に限ります。温度が低すぎると皮がしわくちゃになり、風味が落ちます。保存容器は通気性のある紙袋や穴あきプラスチック容器を使用し、過度な湿度を防ぎます。

冷凍保存

長期保存したい場合は、丸ごとまたは食べやすい大きさにカットした状態で、軽く塩水(0.5%)にくぐらせた後、密閉できるジッパーバッグに入れます。冷凍庫は-18℃以下を保ち、保存期間は2〜3ヶ月が目安です。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、加熱調理に使用してください。

保存容器・包装のおすすめ

  • 紙袋や新聞紙で包むと、適度な呼吸が保たれ低温障害を防げます。
  • 穴あきプラスチック容器は湿度がこもりにくく、表面の水分が蒸発しやすいです。
  • 冷凍時はジッパーバッグに空気を抜いて密封し、凍結焼けを防止。

季節別の注意点

フルーツトマトは主に夏から秋にかけて出荷されますが、季節外れに購入した場合は未熟なことが多く、常温で追熟させる時間が必要です。特に春先は気温が低くなるため、室温が10℃以上になるまで追熟させないと、熟成が遅れやすくなります。

まとめ

フルーツトマトは甘みとジューシーさが魅力のトマト品種です。低温障害を防ぐため、8℃以下の冷蔵は避け、10〜15℃の涼しい場所での常温保存、もしくは野菜室で10〜12℃に設定した冷蔵保存が最適です。適切に保存すれば、常温で3〜5日、冷蔵で1〜2週間、冷凍で2〜3ヶ月と長く美味しさを保てます。

保存のコツ

未熟なものは常温で追熟させる
保存温度は8℃以下を避け、10〜15℃を目安にする
紙袋や穴あき容器で通気性を確保する
冷蔵する場合は野菜室を10〜12℃に設定する
冷凍時は塩水にくぐらせてから密閉し、空気をしっかり抜く

腐敗の見分け方

表面がしわくちゃになる
変色(緑色や黒斑)が出る
異臭がする
ぬめりがあり、触感がべたつく
カビが生えている

よくある質問

A
フルーツトマトは8℃以下になると細胞が傷み、表面がしわくちゃになりやすいです。保存は10〜15℃の涼しい場所、または野菜室で10〜12℃に設定した冷蔵が安全です。
A
色が均一に赤〜オレンジに変わり、軽く押したときにほんの少し弾力があるのが鮮度の目安です。表面にしわや黒い斑点がないか、香りが甘くフレッシュであるかを確認しましょう。
A
カット後はすぐにラップで密閉し、紙袋に入れて野菜室(10〜12℃)で保存します。2〜3日以内に使用するのがベストです。冷蔵庫の奥ではなく野菜室の上段に置くと温度が高めに保てます。
A
-18℃以下で急速冷凍すれば、ビタミンCは約70%、リコピンは約80%が保持されます。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、加熱調理(スープやソース)に使うと栄養ロスがさらに抑えられます。
A
夏は室温が10〜15℃に保ちにくく、追熟が速いため、購入後すぐに野菜室で10〜12℃に設定した冷蔵保存が推奨されます。冬は室温が低くなるため、常温保存は避け、野菜室で温度管理を行うか、早めに冷凍保存すると品質を保てます。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください