野菜

黒棗(薬膳食材)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2026年1月29日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
1か月以内
冷凍保存
約12か月
未開封 製造日から約12か月
開封後 開封後約6か月(冷蔵保存)

黒棗は薬膳料理でよく使われる乾燥果実です。保存環境を工夫すれば、開封後でも長期間風味と栄養を保つことができます。本記事では、賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を具体的に紹介します。

黒棗の基本情報

黒棗はジンチョウゲ科の果実を乾燥させたもので、甘味と独特の香りが特徴です。薬膳では「血を補う」「免疫を高める」効果が期待され、煎じて飲むほか、スープやお菓子の材料としても利用されます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質(風味・食感)が保たれる期間です。未開封の黒棗は製造日から約12か月が目安です。
  • 消費期限:安全に食べられる最終日です。乾燥果微生物増殖が少ないため、賞味期限と同等に設定されることが多いですが、開封後は早めに消費することをおすすめします。

保存方法の詳細

常温保存(室温)

直射日光と高温・多湿を避け、密閉できるジッパー袋や真空パックに入れます。開封後は1か月以内に使い切ると風味が落ちにくいです。

冷蔵保存

冷蔵庫の野菜室(0〜5℃)で保存すると、開封後でも約6か月間品質を保てます。保存容器は密閉容器か、乾燥剤を併用するとさらに効果的です。

冷凍保存

長期保存が必要な場合は、冷凍庫(-18℃以下)に入れます。密閉できるフリーザーバッグに小分けして入れ、空気をしっかり抜くと、約12か月間風味を維持できます。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、常温で短時間置くのが安全です。

保存容器・包装のおすすめ

  • ジッパー付き保存袋(二重構造)
  • 真空パック機がある場合は真空包装
  • 乾燥剤(シリカゲル)を1袋につき1個入れる
  • 小分けにした容器は使用量をコントロールしやすく、開封回数を減らせます

季節別の注意点

黒棗は乾燥食品なので季節による品質変化は少ないですが、梅雨や夏の高温多湿は保存環境に影響します。特に常温保存の場合は、湿度が80%を超える時期は冷蔵または冷凍に切り替えるとカビの発生リスクを低減できます。

まとめ

黒棗は適切な保存環境さえ整えれば、開封後でも半年以上美味しく利用できます。常温保存は1か月以内、冷蔵は約6か月、冷凍は約12か月が安全な目安です。密閉容器と乾燥剤を活用し、湿度管理に注意すれば、薬膳料理の風味と栄養を長く保てます。

保存のコツ

開封後はすぐに密閉容器に移し替える
直射日光と高温多湿を避けて保存する
乾燥剤を併用して湿度をコントロールする
小分けにして使用回数を減らす
冷凍保存は空気を抜いたフリーザーバッグで行う

腐敗の見分け方

色が黒く変色している
異臭(カビ臭や酸っぱい臭い)がする
表面に白や緑のカビが生えている
べたつきやぬめりが出ている

よくある質問

A
開封後に常温で保存すると、湿度が高いとカビが繁殖しやすく、色が黒く変色したり、べたつきが出ることがあります。安全に保つためには、開封後はできるだけ冷蔵または冷凍で保存するのが望ましいです。
A
見た目が均一な黒色で、表面に乾燥した粉状のものが付いているか確認します。異臭がしたり、白や緑のカビが見える、または触ってぬめりがある場合は劣化しています。
A
煎じた後は冷蔵で保存し、2〜3日以内に使用してください。長期保存したい場合は、煎じた液体を冷凍し、1か月以内に解凍して使用すると栄養と風味を保てます。
A
栄養の損失を最小限にするためには、光と熱を避けた密閉容器で冷蔵保存し、必要な分だけ小分けにして使用するのが効果的です。冷凍保存でも-18℃以下を保てば、ビタミンCなどの熱に弱い成分の減少は抑えられます。
A
黒棗自体は乾燥食品なので季節差は少ないですが、梅雨や夏の高温多湿時は常温保存が特に危険です。その期間は必ず冷蔵または冷凍に切り替え、湿度管理用の乾燥剤を使用するとカビの発生を防げます。
A
冷凍した黒棗は、冷蔵庫で数時間から一晩かけて自然解凍するのが最も安全です。急ぎの場合は、密閉袋のまま流水に当ててゆっくり解凍しますが、熱湯は避けてください。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください