結論から言うと、鳴門金時は常温(13〜15℃)の冷暗所で保存すれば1〜2ヶ月持ちます。冷蔵は低温障害の恐れがあるため避け、加熱後は冷凍でさらに1〜2ヶ月長持ちさせることができます。
鳴門金時の基本情報
鳴門金時はサツマイモ(ヒルガオ科)の品種で、主に徳島県で栽培されています。栗のような甘さと黄みがかった果肉が特徴です。100gあたり約106kcalとエネルギー源としても優秀です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
サツマイモは加工食品ではなく生鮮野菜に分類されるため、主に賞味期限が設定されます。未加工の鳴門金時は、適切に保存した場合、製造日から約1〜2ヶ月が目安です。切ってからは酸化が進むため、できるだけ早く(7日以内)に調理・消費してください。
保存方法の詳細
常温保存(推奨)
- 温度:13〜15℃の冷暗所
- 場所:通気性のある棚や新聞紙に包んだ状態で保存
- 保存期間:1〜2ヶ月(状態による)
冷蔵保存(非推奨)
10℃以下の低温にさらすと低温障害が起きやすく、甘みが減少し、傷みが早まります。そのため冷蔵保存は避けてください。
冷凍保存(条件付き)
- 加熱後(焼き芋・蒸し芋など)に冷凍が可能
- 保存期間:1〜2ヶ月
- 解凍は冷蔵庫(5〜10℃)で自然解凍か、電子レンジの解凍モードを使用
保存容器・包装のおすすめ
- 新聞紙や麻袋に入れ、通気性を確保
- 湿気が多い場合は乾燥剤付きの紙箱を利用
- 加熱後は密閉できるフリーザーバッグに入れ、空気をできるだけ抜く
季節別の注意点
- 収穫直後は水分が多いため、風通しの良い場所で乾燥させてから保存
- 夏場は温度が上がりやすいので、直射日光を避けた涼しい場所を選ぶ
- 冬場は温度が低すぎないよう、暖房が効いた部屋で保存し、10℃以下にならないよう注意
まとめ
鳴門金時は常温(13〜15℃)の冷暗所が最適です。冷蔵は低温障害のリスクが高く、避けるのが安全です。加熱後に冷凍すれば、1〜2ヶ月の保存が可能です。正しい保存で甘さと栄養をしっかりキープしましょう。