芝茸は希少なきのこですが、適切に保存すれば鮮度と風味を長く保てます。本記事では賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍別の保存方法、さらに腐敗の見分け方や便利な保存のコツを管理栄養士が分かりやすく解説します。
芝茸の基本情報
芝茸は真菌類に属する珍しいきのこで、独特の芳香と肉厚な食感が特徴です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンB群や食物繊維、ミネラル（カリウム・銅）を含みます。生食は避け、加熱調理して旨味を引き出すのが一般的です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
市販の芝茸は包装に「賞味期限」または「消費期限」が記載されています。賞味期限は品質が保たれる期間、消費期限は安全に食べられる最終日です。未開封の状態であれば、製造日から約7日以内が目安とされています（安全側を考慮した数値）。開封後はできるだけ早く使用し、3〜5日以内に消費することをおすすめします。
保存方法の詳細
- 常温保存：涼しい場所で1〜2日。直射日光や高温多湿は避けてください。
- 冷蔵保存：野菜室（約0〜5℃）で新聞紙に包み、密閉容器に入れると3〜7日持ちます。特に湿度が高いと早く痛むので、表面の水分はしっかり拭き取ってください。
- 冷凍保存：石づきを取り除き、食べやすいサイズにカットしてからジップロックや真空パックに入れ、-18℃以下で約1ヶ月保存可能です。冷凍すると旨味が凝縮され、解凍後も風味が残ります。
保存容器・包装のおすすめ
・新聞紙：湿気を吸収し、通気性があるため冷蔵での保存に最適です。
・ジップロック・真空パック：冷凍保存時に空気を遮断し、霜焼きを防ぎます。
・密閉容器（プラスチックまたはガラス）：切り口が乾燥しないように蓋をしっかり閉めましょう。
季節別の注意点
芝茸は主に秋から冬にかけて出荷されますが、季節によって湿度が変わるため、夏場は特に冷蔵での保存期間が短くなることがあります。購入後はできるだけ早めに使用し、保存環境を一定に保つことが重要です。
まとめ
芝茸は冷蔵で約7日、冷凍で約4週間が安全な保存目安です。水洗いは避け、新聞紙で包む・密閉容器に入れると鮮度が保ちやすくなります。腐敗サインをチェックし、早めに調理すれば、希少な旨味を存分に楽しめます。
