野菜

馬歯莧(山菜・野草)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
0〜12時間(直射日光・高温を避け、風通しの良い陰干し)
冷凍保存
約2か月(-18℃以下)
未開封 採取後すぐに処理しない場合は、常温で1日以内に使用してください。
開封後 冷蔵で約3〜5日、冷凍で約2か月。

馬歯莧は山菜・野草の中でも特に風味が豊かで、春先に山里で採れる貴重な葉物野菜です。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を具体的に紹介します。

馬歯莧の基本情報

馬歯莧(Equisetum arvenseの和名とされることがありますが、実際はヒユ科に属する野草です)は、細長い葉と柔らかな茎が特徴です。日本各地の山林で自然に自生しており、採取時期は主に4月から5月です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

山菜は加工されていない限り「賞味期限」よりも「消費期限」が重要です。未加工の馬歯莧は、冷蔵保存で約3〜5日、冷凍保存で約2か月が目安となります。開封・洗浄後はできるだけ早く調理し、余った場合は再度冷凍保存すると風味を保ちやすくなります。

保存方法の詳細

  • 常温保存:採取後すぐに食べない場合は、風通しの良い陰干し場所で1日以内に処理するのが安全です。高温多湿は腐敗を早めます。
  • 冷蔵保存:洗浄後は水気をよく拭き取り、密閉できるプラスチック容器またはジップロックに入れ、野菜室(0〜5℃)で保管します。3〜5日以内に使用するのが目安です。
  • 冷凍保存:下茹で(1〜2分)してすぐに氷水で冷やし、水気をしっかり除いた後、1枚ずつラップで包み、ジップロックに入れます。-18℃以下で約2か月保存可能です。

保存容器・包装のおすすめ

密閉容器:空気を遮断し湿度を保つため、プラスチック製の密閉容器やジップロックが最適です。

紙タオル:冷蔵時に容器の底に敷くと余分な水分を吸収し、葉がべたつくのを防げます。

季節別の注意点

春先は雨が多く、採取した馬歯莧は土壌中の微生物が付着しやすいです。必ず流水で軽く洗い、根元の土は手で落とすか、ブラシで軽くこすり落としてください。雨が続くと葉が柔らかくなり、保存期間が短くなるため、なるべく乾燥した日を選んで採取・保存することが推奨されます。

まとめ

馬歯莧は鮮度が命の山菜です。常温ではすぐに処理し、冷蔵で3〜5日、冷凍で約2か月を目安に保存すれば、風味と栄養をしっかり保てます。適切な容器と乾燥・低温管理で、春の山の恵みを長く楽しみましょう。

保存のコツ

採取後はなるべく早く水気を拭き取る
密閉容器に入れ、野菜室で保存する
冷凍前に軽く下茹でし、氷水で冷やす
紙タオルで余分な水分を吸収させる
直射日光と高温を避け、風通しの良い場所で常温保存は1日以内にする

腐敗の見分け方

葉がしおれている
変色(黄変・黒変)している
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
ぬめりが出ている
カビが生えている

よくある質問

A
はい、下茹で(1〜2分)して氷水で冷やし、水気をしっかり拭いた後にラップで包み、ジップロックに入れれば、-18℃以下で約2か月保存可能です。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、調理直前に流水で軽く温めてください。
A
賞味期限は品質が保たれる目安で、加工品に多く用いられます。馬歯莧は未加工の野菜なので「消費期限」が重要で、冷蔵で3〜5日、冷凍で約2か月が安全に食べられる期間です。期限を過ぎても見た目や匂いに異常がなければ調理前に必ず確認してください。
A
鮮度の良い馬歯莧は葉が緑色でツヤがあり、茎がしっかりしています。しおれや変色、柔らかくなった葉は鮮度が低下しています。また、土が残っていると保存が早く劣化するため、採取後は必ず土を落としてから保存してください。
A
炒め物や和え物にした場合は、冷蔵で2〜3日以内に食べ切るのが目安です。保存する際は、調理後すぐに粗熱を取ってから密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管してください。再加熱は中まで十分に温めることで食中毒リスクを低減できます。
A
ビタミンCは熱と酸素に弱いため、冷蔵保存が最も栄養保持に適しています。冷凍する場合は、下茹で時間を最小限(1分程度)に抑え、急速冷凍することで栄養損失を最小限にできます。保存前に葉を乾いた布で軽く拭くと、酵素活性が抑えられ栄養が保たれます。
A
雨天時は葉が水分を多く含みやすく、腐敗が進みやすいです。採取後はすぐに水で軽く洗い、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、紙タオルを敷いた密閉容器に入れて冷蔵してください。常温保存は1日以内に処理するのが安全です。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください