当帰は薬膳でよく使われる根菜の一種です。未開封の状態で約1年、冷蔵で約2週間、冷凍で約3か月保存できるので、正しい保存方法を守れば長く活用できます。

当帰の基本情報

当帰(Angelica sinensis)はセリ科に属する多年草の根です。薬膳では血液循環や冷え対策に利用され、乾燥させた根が一般的に販売されています。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンB群やミネラル(カルシウム、マグネシウム)を含みます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる目安で、未開封の乾燥当帰は製造日から約12か月です。
消費期限は安全に食べられる期限で、開封後は冷蔵保存で約14日以内に使用することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存(未開封)
風通しの良い暗所で、直射日光と湿気を避ければ約12か月保存可能です。

冷蔵保存(開封後)
密閉容器またはジップロックに入れ、湿気を取り除いてから冷蔵庫の野菜室(0〜5℃)に入れます。目安は14日です。

冷凍保存(長期保存)
根を薄くスライスまたは小さくカットし、1回分ずつラップで包んでからフリーザーバッグに入れます。-18℃で約12週間保存できます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 未開封は紙袋や不透明なビニール袋で光を遮断。
  • 開封後は密閉できるプラスチック容器かジップロック。
  • 冷凍時は個別にラップで包み、二重にフリーザーバッグに入れる。

季節別の注意点

当帰は主に秋に収穫されますが、保存中は温度変化に敏感です。夏場は常温保存を避け、すぐに冷蔵または冷凍に移すと品質低下を防げます。冬場は低温が保たれやすいので、常温保存でも比較的長持ちします。

まとめ

当帰は未開封で約1年、開封後は冷蔵で約2週間、冷凍で約3か月保存できます。湿気・光・高温を避け、密閉容器に入れることが長持ちのポイントです。詳しい保存のコツや腐敗サインは下記をご参照ください。

※詳しい保存のコツは肉骨茶(世界の料理)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツでも紹介しています。