田七人参は薬膳で人気の根菜です。賞味期限は冷蔵で1〜2週間、冷凍で1〜2ヶ月と比較的長持ちしますが、正しい保存方法を守ることで風味と栄養を最大限に保てます。
田七人参の基本情報
・分類：ウコギ科（Araliaceae）に属する根菜
・特徴：甘みが強く、血行促進や免疫力向上が期待される薬膳食材として古くから利用されています。
・栄養価（100gあたり）：エネルギー約68kcal、ビタミンC、β‑カロテン、カリウムが豊富です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
薬膳食材は「賞味期限」や「消費期限」が表示されていないことが多いですが、保存状態に応じた目安があります。
- 常温保存：2〜3日以内に使用するのが安全です。
- 冷蔵保存：葉が付いている場合は葉を取り除き、新聞紙で包んで保存すれば1〜2週間持ちます。
- 冷凍保存：カットまたはすりおろしにして、密閉袋に入れれば1〜2ヶ月保存可能です。
保存方法の詳細
常温保存のポイント
風通しの良い涼しい場所（15〜20℃）で、直射日光や湿気を避けます。購入後はできるだけ早めに使用しましょう。
冷蔵保存のポイント
葉が付いたままだと水分が蒸発しやすくなるため、購入後すぐに葉を切り落とします。根は湿った新聞紙で包み、野菜室の野菜用引き出しに入れると1〜2週間持ちます。
冷凍保存のポイント
カット（輪切り・千切り）またはすりおろしにして、軽く塩を振り（5%程度）5分ほど置き、水分を拭き取ります。その後、ジップロックや真空パックに入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍します。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、調理直前に加熱してください。
おすすめの保存容器・包装
- 新聞紙＋ビニール袋（冷蔵）
- 密閉できるジップロック（冷凍）
- 真空包装機があれば真空パックが最適
- 保存容器は食品安全規格（食品衛生法）に適合したものを使用
季節別の注意点
田七人参は主に秋から冬にかけて出回りますが、季節が変わると根の水分量が変化しやすくなります。特に夏場は根が乾燥しやすいため、購入後はすぐに冷蔵保存し、葉が付いている場合は必ず取り除きましょう。
まとめ
田七人参は薬膳食材として高い評価を受けていますが、保存環境が品質に直結します。常温は2〜3日、冷蔵は1〜2週間、冷凍は1〜2ヶ月を目安に、葉を取り除き新聞紙で包む・密閉容器に入れると長持ちします。正しい保存で栄養と風味をキープし、安心して薬膳料理を楽しみましょう。
