白朮は薬膳でよく使われる根菜です。冷蔵保存で1週間前後、冷凍すれば数か月持たせられるので、正しい保存法を守ればいつでも風味と栄養を活かせます。
白朮の基本情報
白朮(しろじゅつ)はキク科に属する多年草の根茎で、薬膳では「白朮(ビャクジュツ)」「白術」とも表記されます。日本では山菜としても扱われ、100 gあたり約68 kcalと低カロリーです。食物繊維やビタミンB群、ミネラル(カリウム、マグネシウム)を含み、胃腸の調整や免疫力サポートに利用されます。
賞味期限と消費期限の違い・目安
・賞味期限は風味や品質が保たれる目安です。白朮は冷蔵で約7〜10日、冷凍で約2〜3か月が一般的です。
・消費期限は安全に食べられる期限で、特に加工せずに生のまま保存する場合は、開封後3〜5日以内に使用することが推奨されます。
保存方法の詳細
常温保存
- 風通しの良い冷暗所で、新聞紙や紙袋に入れて乾燥させる。
- 直射日光や高温多湿は避け、2〜3日以内に使用するのが目安です。
冷蔵保存
- 根茎の表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取り、ビニール袋に入れ、穴を開けて通気性を確保。
- 温度は0〜4℃が最適で、7〜10日間は品質を保てます。
冷凍保存
- 使いやすいように薄切りまたは1口大にカットし、軽く塩を振って余分な水分を拭き取る。
- ジップロックや真空パックに入れ、空気を抜いてから-18℃以下で保存。保存期間は約2〜3か月です。
保存容器・包装のおすすめ
・紙袋や新聞紙は根茎の呼吸を助け、乾燥を防ぎます。
・冷蔵では通気性のあるビニール袋、もしくは穴を開けた保存容器が便利です。
・冷凍はフリーザーバッグや真空包装が霜焼きを防ぎ、風味を長持ちさせます。
季節別の注意点
白朮は春から初夏にかけて収穫されますが、季節が進むと水分が増えて腐りやすくなります。特に夏場は常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で保存してください。
まとめ
白朮は根菜としての取り扱いが基本です。常温では数日、冷蔵で1週間前後、冷凍で数か月保存可能です。風通しの良い包装、適切な温度管理、そして腐敗サインに注意すれば、薬膳料理にいつでも活用できます。