ドクダミは、購入後すぐに適切に保存すれば、冷蔵で約5日、冷凍で約3か月まで鮮度と風味を保てます。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、最適な保存方法を詳しく紹介します。

ドクダミの基本情報

ドクダミはシソ科に属する多年草のハーブで、独特の香りと清涼感が特徴です。生食だけでなく、薬味やお茶、和え物、スープなど幅広く利用されます。栄養面では、100gあたり約68kcalで、ビタミンCやカロテノイド、食物繊維が含まれますが、過剰摂取は避けるべきです。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ドクダミは生鮮ハーブのため、メーカーが表示する「賞味期限」は主に乾燥製品向けです。家庭で生のドクダミを扱う場合は、消費期限（目安）として以下を参考にしてください。

  • 常温保存: 2〜4時間（高温多湿は避ける）
  • 冷蔵保存: 未開封で5〜7日、開封後は3〜5日以内に使用
  • 冷凍保存: 2〜3か月を目安に使用可能

保存方法の詳細

常温保存

直射日光と高温を避け、通気性の良い紙袋や布で包み、涼しい場所に置きます。ただし、時間が経つとすぐにしおれやすくなるため、できるだけ早めに冷蔵へ移すことが推奨されます。

冷蔵保存

水分が多いと腐りやすいので、以下の手順で保存します。

  1. 根元を切り、余分な水分をキッチンペーパーで軽く拭く。
  2. 乾いた紙タオルで葉全体を包む。
  3. 密閉できるプラスチック容器かジップロックに入れ、空気をできるだけ抜く。
  4. 野菜室（0〜5℃）で保存し、できるだけ早めに使用する。

冷凍保存

長期保存したい場合は、下茎を除き、葉だけをざく切りにして、軽く塩（小さじ1/2程度）を振り、30分ほど置いた後に水気をしっかり絞ります。密閉できるフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて平らにして凍らせます。解凍は冷蔵で自然解凍するか、料理に直接加えるのがベストです。

保存容器や包装のおすすめ

・紙タオルやキッチンペーパーは吸湿性が高く、葉の表面の余分な水分を吸い取ります。
・ジップロックや真空パックは空気を遮断し、酸化と乾燥を防ぎます。
・冷凍用の耐冷バッグは凍結時の結晶形成を抑え、風味ロスを最小限にします。

季節別の注意点

ドクダミは春から初夏にかけてが最も鮮度が高く、葉が柔らかくなります。夏場は高温と湿度が上がるため、早めに冷蔵・冷凍へ移すことが重要です。秋以降は葉が硬くなるため、料理に使用する際は茹でて柔らかくすると食感が良くなります。

まとめ

ドクダミは正しい保存手順を守れば、冷蔵で約5日、冷凍で約3か月間、風味と栄養を保てます。常温での保存は短時間に留め、紙タオルでの水分管理と密閉容器の使用がポイントです。腐敗サインに注意し、鮮度の良い状態で活用しましょう。