結論：チコリは冷蔵保存が基本で、野菜室で5〜7日、冷凍すれば約2ヶ月保存可能です。早めに乾燥や傷みを防ぐ工夫をすれば、風味と栄養を長く保てます。

チコリの基本情報

チコリはキク科に属する葉物野菜で、苦味とさわやかな風味が特徴です。日本では主にサラダやグラタン、サンドイッチの具材として利用されます。100gあたり約37kcalと低カロリーで、ビタミンA・K・C、葉酸、食物繊維が豊富です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

チコリは生鮮野菜のため消費期限が設定されることが多いです。未開封の状態で冷蔵保存した場合、メーカーが示す目安は「包装日から5〜7日」ですが、実際の鮮度は保存環境に左右されます。開封後はできるだけ早く（3日以内）に使用するのが安全です。

保存方法の詳細

常温保存

チコリは高温・乾燥に弱く、常温での保存は1〜2日が限界です。直射日光や暖かい場所は避け、風通しの良い涼しい場所に置きましょう。

冷蔵保存（野菜室）

  • 温度：0〜4℃が理想。
  • 湿度：80〜90%を保つため、野菜室の湿度調整機能を利用。
  • 包装：紙タオルで軽く包み、通気性のあるビニール袋（穴を数個開ける）に入れる。
  • 保存期間：約5〜7日。

冷凍保存

長期保存したい場合は、下記手順で冷凍できます。

  1. 根元を切り落とし、葉を1枚ずつ分ける。
  2. 沸騰したお湯で30秒ほどブランチングし、すぐに氷水に取って冷ます。
  3. 水気をしっかり絞り、1枚ずつラップで包んでジップロックに入れる。
  4. 冷凍庫（-18℃以下）で保存し、約2ヶ月以内に使用。

保存容器や包装のおすすめ

・紙タオル＋通気性ビニール袋：湿度を保ちつつ呼吸を可能にし、葉のしおれを防止。

・密閉容器（プラスチック製）：カットしたチコリを保存する場合は、乾燥を防ぐために蓋をしっかり閉める。

季節別の注意点

  • 春・秋：出荷量が多く、比較的鮮度が保ちやすい。購入後すぐに冷蔵へ。
  • 夏：高温でしおれやすく、購入時に葉の色が濃いものを選び、早めに使用。
  • 冬：低温で保存がしやすいが、乾燥しやすいので紙タオルで水分を補う。

まとめ

チコリは鮮度が命の葉物野菜です。冷蔵で5〜7日、冷凍で約2ヶ月と保存期間は限られますが、適切な包装と温度管理で風味と栄養をしっかりキープできます。購入後はすぐに乾燥を防ぎ、できるだけ早く消費することがベストです。