野菜

アーティチョーク(野菜)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温で1〜2日
冷凍保存
冷凍で10〜12か月
未開封 購入日から約5〜7日
開封後 開封後は3〜5日以内に使用

アーティチョークは鮮度が命の花野菜です。冷蔵で約5〜7日、冷凍で約10〜12か月保存できることを覚えておきましょう。ここでは賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗サインまでを管理栄養士がわかりやすく解説します。

アーティチョークの基本情報

キク科に属し、食用部分は花芽(つぼみ)です。外側の硬い葉(スケール)を取り除き、柔らかい中心部(ハート)を食べます。100gあたり約56kcalで、食物繊維、ビタミンC、葉酸、カリウムが豊富です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる目安で、風味や食感が落ちにくい期間です。未開封のアーティチョークは冷蔵で約5〜7日が目安です。
消費期限は安全に食べられる最終期限です。開封後はできるだけ早く(3〜5日以内)に使用しましょう。

保存方法の詳細

常温保存

温度が15℃以上になると鮮度が急速に低下します。常温での保存は1〜2日が限界です。直射日光や高温多湿は避け、風通しの良い場所に置きましょう。

冷蔵保存(野菜室)

最適温度は0〜4℃、湿度は85〜90%が理想です。以下の手順で保存すると長持ちします。

  • 外側の乾いた葉は取り除き、傷んだ部分はカット。
  • 湿らせたキッチンペーパーで包み、穴あきビニール袋に入れる。
  • 茎の切り口は水に浸すか、湿った紙タオルで覆う。

この状態で5〜7日間鮮度を保てます。

冷凍保存

冷凍は長期保存に有効です。下処理をしっかり行うと、栄養素と風味を損なわずに保存できます。

  1. 外側の硬い葉をすべて取り除き、食べやすい大きさにカット。
  2. 沸騰したお湯で2〜3分ブランチングし、すぐに氷水で冷やす。
  3. 水気をしっかり絞り、フリージング用ジップロックに平らに入れる。

密封状態で10〜12か月保存可能です。解凍は冷蔵で自然解凍するか、調理直前に電子レンジの解凍モードで行いましょう。

保存容器や包装のおすすめ

湿度管理:穴あきビニール袋や通気性のある保存容器が適しています。
酸化防止:密閉できるジップロックは冷凍時に酸化を防ぎます。
水分保持:湿ったキッチンペーパーや紙タオルで包むと、葉がしんなりしにくくなります。

季節別の注意点

アーティチョークは主に秋から冬にかけて出荷されます。季節が変わると供給量が増減し、鮮度のばらつきが出やすくなります。特に冬場は低温での輸送が長くなるため、購入後は早めに冷蔵へ移すことが重要です。

まとめ

アーティチョークは冷蔵で5〜7日、冷凍で10〜12か月保存できる花野菜です。湿度管理と適切な包装が鮮度保持の鍵。腐敗サインに注意し、開封後はできるだけ早く調理することで、栄養と風味を最大限に楽しめます。

保存のコツ

湿らせたキッチンペーパーで包む
穴あきビニール袋に入れて通気性を保つ
茎の切り口は水に浸すか湿った布で覆う
冷凍前は必ずブランチングして酵素活性を止める

腐敗の見分け方

葉がしおれて萎んでいる
外側が茶色く変色している
酸っぱい・腐ったような臭いがする
表面にぬめりやカビが生えている

よくある質問

A
ブランチング(沸騰湯で2〜3分)した後に冷凍すれば、食感と風味の劣化を最小限に抑えられます。適切に保存すれば、解凍後も本来のほろ苦さと甘みを保てます。
A
葉が緑色でしっかり閉じており、外側のスケールが乾燥していないものが新鮮です。茎が太く、切り口が乾燥していないものを選びましょう。
A
調理後は余った部分を冷蔵の密閉容器に入れ、できるだけ早く(24時間以内)に使用してください。冷蔵で2〜3日が目安です。
A
ビタミンCは熱と酸素に弱いため、ブランチング後はすぐに氷水で冷やし、冷凍保存するのが最も栄養保持に効果的です。
A
アーティチョークはエチレンに比較的敏感です。バナナやリンゴなどエチレンを放出する果物と一緒に保存すると、早くしおれやすくなるため、別々に保管してください。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください