アルファルファは冷蔵で約5〜7日、しっかり保存すれば冷凍で約2か月保存可能です。ここでは鮮度を長持ちさせる具体的な保存方法と、腐敗を見分けるポイントを管理栄養士がわかりやすく解説します。
アルファルファの基本情報
アルファルファはマメ科に属する葉物野菜で、主に若芽(アルファルファスプラウト)として食べられます。100 gあたり約68 kcalで、ビタミンK、ビタミンC、葉酸、カリウム、食物繊維が豊富です。サラダやサンドイッチのトッピング、スムージーの素材として利用され、低カロリーながら栄養価が高いのが特徴です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
アルファルファは生鮮食品のため「消費期限」や「賞味期限」という表記はパッケージに記載されることが少ないですが、目安として以下が一般的です。
- 未開封のパック:製造日から約5〜7日(冷蔵)
- 開封後:2〜3日以内に消費するのが安全
- 冷凍保存:品質を保つために約2か月以内が目安
保存方法の詳細
常温保存
アルファルファは高温・高湿に弱く、常温での保存は1〜2日が限度です。直射日光や暖かい場所は避け、できるだけ早く冷蔵庫へ移しましょう。
冷蔵保存(野菜室)
最適温度は0〜4℃、相対湿度は85〜90%が理想です。以下の手順で保存すると鮮度が保ちやすくなります。
- パッケージを開封したら、余分な水分をキッチンペーパーで軽く拭き取る。
- 通気性のあるプラスチック容器か、軽く開いたビニール袋に入れ、底に乾いたキッチンペーパーを敷く。
- 野菜室の奥の方に置き、他の野菜と接触しないようにする。
冷凍保存
アルファルファは冷凍すると食感がやや変わりますが、栄養素は比較的保たれます。保存手順は次のとおりです。
- 使用する分だけ洗って水気をしっかり切る。
- 平らなトレイに広げ、1回分ずつ冷凍(約30分)させる。
- 凍ったらジッパー付きフリーザーバッグに移し、空気を抜いて密封する。
- 保存期間は約2か月以内に使い切ると品質が保たれます。
保存容器や包装のおすすめ
・通気性のあるプラスチック容器またはビニール袋(開口部は軽く閉じる)
・底に乾いたキッチンペーパーを敷くと余分な湿気を吸収
・冷凍時は単層に広げてからジッパー袋へ移すと結晶が付きにくくなります。
季節別の注意点
アルファルファは一年中栽培されますが、夏場は特に高温になるため、購入後はすぐに冷蔵へ。冬場は低温で鮮度が保ちやすいものの、乾燥しやすいので包装内の湿度管理に注意が必要です。
まとめ
アルファルファは冷蔵で5〜7日、冷凍で約2か月保存が可能です。湿度管理と通気性が鮮度保持の鍵となります。腐敗サインを見逃さず、早めに消費すれば栄養価を最大限に活かせます。