テキーラは未開封の状態で適切に保管すれば数年持ちますが、開封後は風味が劣化しやすくなります。ここでは賞味期限の目安と、家庭で実践できる保存のポイントをまとめました。
テキーラの基本情報
テキーラはメキシコ原産の蒸留酒で、主にアガベ（ブルーアガベ）を原料とします。アルコール度数は一般的に38〜40％で、100gあたり約68kcalです。無色透明なものから金色や琥珀色のものまで、熟成期間により色合いが異なります。
賞味期限と消費期限の違いと目安
アルコール飲料は「消費期限」ではなく「賞味期限」が設定されます。未開封の場合は製造日から約2〜3年が目安です。開封後は空気と光に触れることで風味が変化しやすく、冷蔵保存で約6ヶ月以内に飲み切ることをおすすめします。
保存方法の詳細
常温保存
直射日光や高温を避け、15〜20℃程度の涼しい暗所に置きます。ボトルは立てたまま保管し、キャップはしっかり閉めましょう。
冷蔵保存
開封後は必ずキャップを締め、できるだけ空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。温度は5〜10℃が適しています。冷蔵保存により風味の劣化を遅らせ、約6ヶ月まで品質を保てます。
冷凍保存
テキーラは凍結してもアルコール度数が高いため完全に凍ることはありませんが、長期間冷凍すると風味が変わりやすくなります。どうしても大量に保存したい場合は、密閉容器に入れ、最大1年程度を目安にしてください。
保存容器や包装のおすすめ
- 遮光性の高いガラス瓶または暗色のビンを使用
- 開封後は真空シーラーや空気抜きストッパーで密閉
- ボトルは立てたまま保管し、倒れないように注意
季節別の注意点
- 夏場は室温が上がりやすく、風味劣化が早まるため必ず冷暗所へ
- 冬場は凍結のリスクは低いが、温度差が大きいと結露が生じ、ラベルが剥がれやすくなる
まとめ
テキーラは未開封であれば数年保存可能ですが、開封後は光・空気・温度管理が鍵です。暗く涼しい場所での常温保存、開封後は冷蔵で密閉し、必要に応じて冷凍保存を活用すれば、風味を長く楽しめます。
