ショートニングは製菓に欠かせない油脂で、正しい保存をすれば長期間品質を保てます。ここでは未開封・開封後の賞味期限目安と、常温・冷蔵・冷凍での最適な保存方法を紹介します。
ショートニングの基本情報
ショートニングは植物油（大豆油やパーム油など）を部分水素添加した固形油脂です。製菓材料として、クッキーやパイ生地のサクサク感を出すために使用されます。100gあたり約68kcalで、飽和脂肪酸が多く含まれるため、保存性は比較的高いですが、酸化しやすい性質があります。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限は品質が保たれる期間で、未開封のショートニングは製造日から約12か月が目安です。
・消費期限は安全に食べられる期限ですが、ショートニングは酸化が主な劣化要因になるため、開封後はできるだけ早めに使い切ることが推奨されます。
保存方法の詳細
常温保存
直射日光と高温を避け、15〜25℃の涼しい場所で密閉容器に入れて保存すれば、未開封の場合は約6か月、開封後は約3か月が目安です。
冷蔵保存
冷蔵庫の野菜室で保存すると、開封後でも約6か月間品質を維持できます。冷蔵は酸化速度を遅くし、風味の劣化を防ぎます。
冷凍保存
冷凍（-18℃以下）で保存すれば、未開封・開封後ともに最大24か月保存可能です。冷凍する場合は、空気を抜いたジップロックや密閉容器に小分けして入れると解凍時の結露を防げます。
保存容器や包装のおすすめ
・密閉できるプラスチック容器や真空パック
・光を遮断できるアルミ箔包装
・開封後はできるだけ空気を抜いて保存することがポイントです。
季節別の注意点
夏季は温度上昇と湿度が高くなるため、常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍で保管してください。冬季でも直射日光が当たらない暗所での保存が望ましいです。
まとめ
ショートニングは未開封で約12か月、開封後は冷蔵で約6か月、冷凍で最大24か月保存できます。密閉容器に入れ、光・熱・湿気を防げば、製菓に必要なサクサク感と風味を長く保てます。
