ローリエはスープや煮込み料理に欠かせない香り高いハーブです。未開封の状態で約12か月、開封後は冷蔵で5〜10日、冷凍で1〜3か月以内に使用すれば、風味をしっかり保てます。本記事では、賞味期限と消費期限の違い、各保存温度での具体的な保存方法、さらに腐敗を見分けるポイントを管理栄養士が監修し、分かりやすくまとめました。

ローリエの基本情報

ローリエ（ベイリーフ）は、シラカバ科の常緑樹 Laurus nobilis の葉を乾燥させたものです。乾燥状態で使用することが多く、料理に独特の芳香とほのかな苦味を加えます。100gあたり約68kcalの低カロリーで、ビタミンCやカルシウム、鉄分などの微量栄養素も含んでいますが、使用量は少量のため栄養面での大きな影響はありません。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限は品質が保証される期間です。未開封の乾燥ローリエは製造日から約12か月が目安です。
  • 消費期限は安全に食べられる期限です。開封後は風味が落ちやすく、冷蔵保存で5〜10日、冷凍保存で1〜3か月以内に使用してください。

保存方法の詳細

常温保存（1〜2日）

新鮮なローリエを水に挿しておくと、短時間の保存が可能です。ただし、乾燥葉は湿気で劣化しやすいため、できるだけ早めに使用しましょう。

冷蔵保存（5〜10日）

湿らせたキッチンペーパーで包み、密閉できるビニール袋に入れます。さらに茎を水に差し、袋で覆うと鮮度が延びます。

冷凍保存（1〜3か月）

葉を細かく刻み、密閉容器またはフリーザーバッグに入れて冷凍します。使用時は凍ったまま料理に投入すれば、香りが逃げにくくなります。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるガラス瓶やプラスチック容器
  • ジップロックのようなフリーザーバッグ（空気抜きがポイント）
  • 湿度をコントロールできるキッチンペーパーとビニール袋の組み合わせ
  • 乾燥させた葉は、光と湿気を防ぐ暗所保存がベスト

季節別の注意点

ローリエは一年中栽培可能ですが、収穫期（夏～秋）に新鮮な葉が手に入りやすくなります。収穫直後は水分が多いため、早めに乾燥させて保存すると長持ちします。冬場は乾燥葉を使用することが一般的です。

まとめ

ローリエは正しい保存で風味を長く保てるその他です。未開封は暗く乾燥した場所で約12か月、開封後は冷蔵で5〜10日、冷凍で1〜3か月を目安に使用しましょう。湿度管理と密閉がポイントです。