結論:中煎りのコーヒーは、未開封の状態で常温保存なら約180日(約6か月)持ちますが、開封後は密閉容器に入れ、冷凍保存すれば約180日、冷蔵保存でも約30日を目安に使い切るのが安全です。

中煎りコーヒーの基本情報

中煎りは、焙煎度合いが「シナモンロースト」から「ミディアムロースト」までの範囲に位置し、酸味と甘味のバランスが取れた風味が特徴です。100gあたり約68kcalと、エネルギーは低めで、カフェインは豆の品種や焙煎度により変動しますが、一般的に1杯(約10g)で約60〜80mgのカフェインが含まれます。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限(未開封):製造日から約180日(約6か月)。香りや風味が保たれる期間です。
  • 賞味期限(開封後):開封後は約30日以内に使い切ることを推奨。時間が経つと酸化が進み、風味が劣化します。
  • 消費期限は、未開封の焙煎コーヒーには設定されません。保存状態が適切であれば賞味期限内に飲み切れば問題ありません。

保存方法の詳細

常温保存(室温)

暗くて涼しい場所に、空気を遮断できる密閉容器(真空パックやジップロック)に入れて保存します。直射日光と高温(30℃以上)を避ければ、約1〜2週間は風味を保てます。

冷蔵保存

冷蔵庫の野菜室や上段に入れ、密閉容器に入れたまま保存します。温度は0〜5℃が理想で、開封後約30日まで美味しさを維持できます。ただし、冷蔵庫内の湿度が高いと結露が生じやすく、風味が劣化しやすいので、容器の内部は乾燥させておきましょう。

冷凍保存

最も長持ちさせる方法は冷凍です。小分けにした180g以下のパッケージに入れ、できるだけ空気を抜いた状態で保存します。-18℃以下で約180日(約6か月)保ちます。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、再冷凍は避けてください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 真空シール袋:酸素を遮断し、酸化を抑制。
  • 遮光性のあるステンレス容器:光による劣化を防止。
  • 小分けパック:使用時に全量を開封しなくて済むので、風味保持に最適。

季節別の注意点

  • 夏場(30℃以上):常温保存は1週間以内に使用し、できるだけ冷蔵・冷凍で管理。
  • 冬場(0℃付近):冷蔵庫の温度が低すぎると結露が増えるため、容器の表面を乾いた布で拭く。
  • 梅雨・湿度が高い時期:湿気は酸化を早めるので、密閉容器のシールを二重にする。

まとめ

中煎りコーヒーは、未開封なら常温で約180日、開封後は冷凍で約180日、冷蔵で約30日が目安です。酸化・湿気・光を防げる容器を選び、季節に応じた温度管理を行うことで、いつでも芳醇な味わいを楽しめます。

詳しい保存のポイントは、[[ブラジルコーヒー(コーヒー)の賞味期限と正しい保存方法(飲料)]] もご参照ください。