結論から言うと、ラクレットは未開封のまま冷蔵で約30日、開封後は1〜2週間、冷凍すれば約12週間保存できます。正しい保存方法と腐敗の見分け方を守れば、風味と栄養を長く楽しめます。
ラクレットの基本情報
ラクレットはスイス発祥の半硬質チーズで、加熱して表面のとろけた部分を削り取って食べるのが特徴です。日本でもスライスやブロックで販売され、鍋やグリルで手軽に調理できます。100gあたり約68kcalで、たんぱく質やカルシウムが豊富です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
メーカーが表示する賞味期限は、未開封・適切に保存した場合の品質が保たれる期間です。消費期限は、食中毒のリスクが高まる可能性がある期限で、主に開封後の保存状態に左右されます。ラクレットは加工チーズに分類され、未開封の状態で冷蔵保存すれば、賞味期限は製造日から約2〜3か月が目安です。
保存方法の詳細
常温
常温での保存は推奨しませんが、購入直後に数時間程度（2〜4時間）置く場合は、直射日光と高温を避け、密閉できる容器に入れておくと品質低下を抑えられます。
冷蔵
未開封の真空パックは、4〜7℃の冷蔵庫で保存し、賞味期限まで（約2〜3か月）保管できます。開封後は、チーズ用保存紙やラップで包み、密閉容器に入れて1〜2週間以内に使い切るのが安全です。
冷凍
長期保存したい場合は、ラップでしっかり包み、ジップロック等の密閉袋に入れて-18℃以下で保存します。品質保持期間は約12週間（約3か月）です。解凍は冷蔵庫でゆっくり行い、再冷凍は避けてください。
保存容器や包装のおすすめ
- チーズ用保存紙（通気性があり、乾燥と過湿を防止）
- 密閉できるプラスチック容器またはジップロック
- ラップで二重に包むことで乾燥を防止
季節別の注意点
夏場は特に温度管理が重要です。冷蔵庫の温度が上がりやすいので、チーズ用の温度計で4℃以下を保ちましょう。冬場は冷蔵庫内が乾燥しやすいため、保存紙に軽く湿らせたキッチンペーパーを添えると、乾燥による割れを防げます。
まとめ
ラクレットは未開封で冷蔵保存すれば約30日、開封後は1〜2週間、冷凍すれば約12週間持ちます。適切な包装と温度管理で、風味と栄養を損なわずに楽しめます。保存のコツや腐敗サインをチェックし、安心して美味しいラクレットを味わいましょう。
