ラコールは介護食として手軽に栄養を摂取できる便利な食品です。ここでは賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を解説し、鮮度を保つコツや腐敗サインも紹介します。
ラコールの基本情報
ラコールは高齢者や介護が必要な方のために開発された加工食品で、1食あたり約100g、エネルギーは100gあたり約68kcalです。たんぱく質・ビタミン・ミネラルがバランス良く配合され、柔らかい食感と甘みのある味付けが特徴です。保存期間が長く、調理不要でそのまま食べられる点が介護現場で重宝されています。
賞味期限・消費期限の違いと目安
ラコールは加工食品であり、賞味期限は「美味しさが保証される期限」を示します。未開封の場合、製造日から約180日（6か月）を目安に設定されています。開封後は冷蔵保存が前提となり、5日以内に食べ切ることが推奨されます。消費期限は表示されていませんが、開封後は早めに消費することが安全です。
保存方法の詳細
常温保存
未開封の状態であれば、直射日光や高温多湿を避け、15〜25℃程度の涼しい場所で保存できます。ただし、開封後は必ず冷蔵庫へ移すようにしてください。
冷蔵保存
開封後は密閉できる容器に移し、0〜5℃の冷蔵庫で保存します。目安は5日以内です。長期間保存したい場合は、冷凍保存を検討してください。
冷凍保存
ラコールは冷凍でも品質を保てます。未開封のまま、-18℃以下の冷凍庫に入れ、最長で30日（約1か月）保存可能です。解凍は冷蔵庫内で自然解凍し、再冷凍は避けてください。
保存容器や包装のおすすめ
- 開封後はジッパー付きの密閉袋やプラスチック容器に入れ、空気を抜いて密閉する。
- 元の包装が破れた場合は、食品保存用ラップでしっかり覆う。
- 冷凍保存時は耐冷性のジッパーバッグを使用し、できるだけ薄く空気層を作らない。
季節別の注意点
夏場は常温での保存時間が短くなるため、未開封でもできるだけ早めに冷蔵へ移すことが重要です。逆に冬場は室温が低くなるため、常温保存でも比較的安全ですが、湿度が高くなるとカビのリスクが上がります。
まとめ
ラコールは未開封で約180日、開封後は冷蔵で5日以内に食べ切るのが目安です。常温保存は直射日光・高温を避け、冷蔵・冷凍では密閉容器を使用して温度管理を徹底しましょう。腐敗サインに注意し、鮮度を保って安全に介護食として活用してください。
