結論から言うと、プロポリスは未開封の状態で約2年、開封後は冷蔽で約6か月保存できます。保存環境を工夫すれば、栄養価や風味を長く保つことが可能です。
プロポリスの基本情報
プロポリスはミツバチが樹脂や樹液に自らの分泌物を混ぜて作り出す天然の抗菌・抗酸化物質です。スーパーフードとして注目され、100gあたり約68kcalと低カロリーながら、フラボノイドや酢酸、ビタミンB群など多様な成分を含みます。
賞味期限・消費期限の違いと目安
食品表示では「賞味期限」は品質が保たれる目安日、「消費期限」は安全性が保証される期限です。プロポリスは加工度が高く、主に「賞味期限」表記が用いられます。一般的に未開封の製品は製造日から約2年、開封後は約6か月以内に使用することが推奨されます。
保存方法の詳細
常温保存
直射日光と高温を避け、暗くて乾燥した場所に保管すれば、未開封の状態で1年程度は品質を保てます。ただし、温度が30℃を超えると劣化が早まります。
冷蔵保存
開封後は密閉容器に入れ、冷蔵庫(0〜5℃)で保管すると、風味と抗酸化成分の減少を抑え、約6か月の保存が可能です。
冷凍保存
長期保存が必要な場合は、密封できるフリーザーバッグやジップロックに入れ、-18℃以下の冷凍庫で保管します。これにより、最大で2年程度の保存が期待できますが、解凍時に結露ができないよう注意が必要です。
保存容器や包装のおすすめ
- 遮光性のあるガラス瓶やプラスチック容器
- 密閉できるアルミ箔パック
- 使用頻度が高い場合は小分けにして、開封ごとに新しい容器に移す
季節別の注意点
夏場は温度上昇と湿度が高くなるため、必ず冷蔵保存に切り替えることが重要です。冬場は室温が低くなるため、常温保存でも比較的安全ですが、結露が容器内に入らないように蓋をしっかり閉めておきましょう。
まとめ
プロポリスは未開封で約2年、開封後は冷蔵で約6か月、冷凍で最大2年保存可能です。暗所・低温・密閉という3つのポイントを守るだけで、栄養と風味を長く楽しめます。