結論から言うと、メルローは未開封のままであれば冷暗所に保管すれば3〜5年は品質を保ち、開封後は冷蔵で約5日以内に飲み切るのがベストです。以下では、メルローの基本情報から賞味期限・消費期限の違い、最適な保存方法まで詳しく解説します。
メルローの基本情報
メルローはフランス・ボルドー地方を代表する赤ワイン用ブドウ品種で、柔らかくフルーティーな味わいが特徴です。日本でも輸入ワインとして広く飲まれています。栄養面では、100g（約140mlのグラス1杯）あたり約68kcalで、ポリフェノールや微量のミネラルが含まれます。
賞味期限と消費期限の違いと目安
ワインは「賞味期限」よりも「飲み頃」の概念が重要です。未開封の状態であれば、メーカーが推奨する飲み頃（通常3〜5年）まで品質が保たれますが、保存状態が良ければ10年近く楽しめることもあります。開封後は酸化が進むため、消費期限は約5日（冷蔵保存）と考えてください。
保存方法の詳細
- 常温（12〜15℃）保存：未開封でも長期保存は難しく、1〜2年以内に飲むことをおすすめします。
- 冷蔵保存：未開封でも温度が安定した冷暗所が理想です。開封後は必ずワインストッパーで密閉し、冷蔵庫の野菜室で約5日以内に消費してください。
- 冷凍保存：凍結は風味が大きく変わるため推奨しませんが、どうしても保存したい場合は急速冷凍し、最大2か月以内に使用し、解凍は冷蔵でゆっくり行うと比較的味の劣化を抑えられます。
保存容器・包装のおすすめ
開封後は専用のワインストッパーや真空ポンプ式の保存器具を使用すると酸素侵入を最小限に抑えられます。未開封のボトルは直射日光を避け、横置きにしてコルクが乾燥しないようにしましょう。
季節別の注意点
- 夏場：温度上昇が早いため、冷暗所やエアコンの効いた部屋で保管し、開封後は速やかに冷蔵へ。
- 冬場：極端に低温になると凍結の危険があるため、温度が5℃以下にならない場所で保管。
まとめ
メルローは適切に保存すれば未開封で数年、開封後でも数日間楽しめるワインです。ポイントは「暗くて一定の温度」「開封後は密閉」「冷蔵で早めに飲む」の三点。これらを守って、メルロー本来のフルーティーさと柔らかなタンニンを最大限に味わいましょう。
