ハリッサは北アフリカ発祥の辛味その他です。未開封の状態で常温保存すれば約12か月、開封後は冷蔵で約2か月、冷凍すれば約6か月持ちます。本記事では、賞味期限と消費期限の違い、保存のポイント、腐敗の見分け方を分かりやすくまとめました。

ハリッサの基本情報

ハリッサは主に赤唐辛子、ニンニク、クミン、コリアンダー、オリーブオイルなどをペースト状にしたその他です。100gあたり約68kcalと、エネルギーは低めです。ビタミンCやカプサイシンが含まれ、食欲増進や代謝促進が期待できますが、辛味が強いため摂取量は調整が必要です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:製造日からの品質保持目安。風味や香りが最良の状態である期間です。
  • 消費期限:安全に食べられる期限。ハリッサは加工品であり、通常は賞味期限が表示されますが、開封後は消費期限相当の管理が必要です。

未開封の瓶は製造日から12か月が一般的な賞味期限です。開封後は冷蔵保存で2か月以内に使用することを推奨します。

保存方法の詳細

常温保存(未開封)

直射日光と高温を避け、涼しく暗い場所で保管すれば約12か月持ちます。瓶が開封されていないことを必ず確認してください。

冷蔵保存(開封後)

開封後は必ず清潔なスプーンで取り出し、空気が入りにくいように蓋をしっかり閉めます。冷蔵庫の野菜室で約2か月保存可能です。

冷凍保存(長期保存)

開封後でも、使用分だけ小分けにして密閉容器に入れ、冷凍庫(-18℃以下)で保存すれば約6か月持ちます。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、使用直前に少量を室温に出すと風味が保たれます。

保存容器や包装のおすすめ

  • ガラス瓶は密閉性が高く、酸化を防げます。
  • 開封後はプラスチック製の密閉容器やジップロックに移し替えると空気接触が減ります。
  • 表面に油膜ができたら、余分な油を拭き取り、清潔なスプーンで取り出すとカビのリスクが低減します。

季節別の注意点

夏場は室温が上がりやすく、常温保存の劣化が早まります。特に30℃以上になる時期は、未開封でも冷暗所での保管を心掛け、開封後は速やかに冷蔵へ移すことが重要です。逆に冬場は常温保存が比較的安定しますが、結露で瓶内部が湿るとカビが発生しやすくなるため、定期的に乾燥した布で拭き取ってください。

まとめ

ハリッサは未開封であれば常温で約12か月、開封後は冷蔵で約2か月、冷凍で約6か月保存できます。保存時は空気・湿気・光を遮断し、清潔な器具を使うことが長持ちのコツです。腐敗サインに注意しながら、いつでも香り高いハリッサを料理に活かしましょう。