離乳食は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養源です。未開封の市販パックは賞味期限が長く、開封後は冷蔵・冷凍で適切に保存すれば安全に利用できます。ここでは賞味期限と保存のポイントを分かりやすくまとめました。
離乳食の基本情報
離乳食は、その他・その他・肉・魚・その他などをすりつぶした加工食品(ベビーフード)で、1食あたり約68kcal(100g)です。市販のパウチや瓶詰めは、栄養素が保持されやすいように低温殺菌・真空包装が施されています。
賞味期限・消費期限の違いと目安
- 賞味期限(未開封):製造日から約12〜24か月が一般的です。保存状態が良ければ品質は保たれますが、風味や栄養は徐々に低下します。
- 消費期限(開封後):開封後は衛生管理が重要です。冷蔵保存で2〜3日、冷凍保存で1〜2か月を目安にしてください。
保存方法の詳細
常温保存
未開封のパウチや瓶は、直射日光と高温を避け、15〜25℃の涼しい場所で保管します。開封後は常温保存は避け、必ず冷蔵または冷凍へ移します。
冷蔵保存
開封後は密閉容器に移し、冷蔵庫の野菜室(0〜5℃)で保存します。保存期間は2〜3日が安全ラインです。
冷凍保存
大量に作った手作り離乳食や開封後の残りは、使い切りサイズに分けてフリーザーバッグに入れ、空気を抜いてから冷凍(-18℃以下)します。目安は1〜2か月です。
保存容器や包装のおすすめ
- 密閉できるプラスチック容器(BPAフリー)
- ジッパー付きフリーザーバッグ
- 小分けできるシリコン製アイスキューブトレイ(冷凍用)
- 開封後は必ずラベルに保存開始日を書き込む
季節別の注意点
- 夏場:常温保存は特に注意。高温になると菌の増殖が早まります。
- 冬場:冷蔵庫の温度が低すぎると凍結することがあるため、野菜室で保存。
- 季節の野菜を使う場合は、保存前にしっかり水気を拭き取り、余分な水分が入らないようにします。
まとめ
離乳食は未開封で長期間保存可能ですが、開封後は冷蔵で2〜3日、冷凍で1〜2か月を目安に管理しましょう。密閉容器やラベル管理で衛生的に保ち、腐敗サインに注意すれば赤ちゃんに安全で栄養価の高い食事を提供できます。