杏仁豆腐は、乳製品と豆腐をベースにしたデザートで、冷蔵保存が基本です。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、鮮度を保つための具体的な保存方法を管理栄養士が解説します。
杏仁豆腐の基本情報
杏仁豆腐は、牛乳または豆乳に杏仁エキス（アーモンドまたはアプリコット核）と砂糖、ゼラチン（または寒天）を加えて固めた甘味デザートです。100gあたり約68kcalで、カルシウムやタンパク質が含まれますが、乳製品・卵・豆腐が原料に含まれるため、保存管理には注意が必要です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
- 賞味期限（未開封）：製造日から約7日以内が目安です。保存状態が良好でも、風味や食感が落ちることがあります。
- 消費期限（開封後）：開封後はできるだけ早く食べ切るのが理想ですが、冷蔵保存で3〜5日以内に消費することを推奨します。
保存方法の詳細
常温保存
乳製品が含まれるため、常温での保存は推奨できません。1日以内に必ず冷蔵へ移してください。
冷蔵保存
0〜5℃の環境が最適です。密閉容器に入れ、他の食品の匂いが移らないようにします。保存期間は約5日（開封後は3〜5日）です。
冷凍保存
長期保存したい場合は、冷凍が有効です。小分けにしてラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れます。冷凍庫は-18℃以下を保ち、保存期間は約2ヶ月です。解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、再冷凍は避けてください。
保存容器や包装のおすすめ
- 密閉できるプラスチック容器またはガラス容器
- ラップで表面を覆い、空気接触を最小限に
- 冷凍時は個別にラップで包んでからジッパー袋へ
季節別の注意点
- 夏場：高温になると細菌増殖が早まるため、購入後はすぐに冷蔵し、冷蔵庫の温度管理を徹底。
- 冬場：冷蔵庫内が低温すぎると凍結しやすくなるので、温度設定を5℃前後に保つ。
まとめ
杏仁豆腐は冷蔵保存が基本で、賞味期限は未開封で約7日、開封後は3〜5日が目安です。冷凍保存で2ヶ月まで延長可能ですが、解凍後は再冷凍しないようにしましょう。正しい保存容器と温度管理で、風味と食感を長く楽しめます。
