完了期離乳食は、未開封の状態で約180日、開封後は冷蔵で2日以内に消費するのが目安です。正しい保存方法を守れば、栄養価を保ちつつ安全に赤ちゃんに与えることができます。
完了期離乳食の基本情報
完了期離乳食は、離乳食・幼児食として市販されている加工品です。1食分(約100g)あたり約68kcalで、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン・ミネラルがバランス良く配合されています。保存性を高めるために加熱殺菌や真空包装が施されており、常温でも一定期間保存可能です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限(未開封):製造日から約180日(6か月)を目安に設定されています。風味や栄養価が保証される期間です。
- 消費期限(開封後):開封後は冷蔵で2日以内に食べ切ることが推奨されます。保存状態が悪化すると、微生物の増殖リスクが高まります。
保存方法の詳細
常温保存(未開封)
直射日光や高温多湿を避け、15〜25℃程度の涼しい場所で保存してください。包装が破損していないか必ず確認しましょう。
冷蔵保存(開封後)
開封したらすぐに密閉容器に移し替え、5℃前後の冷蔵庫で保存します。2日以内に使用し、再加熱は中心部まで80℃で1分以上加熱してください。
冷凍保存(長期保存)
開封後でも急速冷凍できる場合は、1食分ずつ小分けにしてジップロックやフリーザーバッグに入れ、-18℃以下で保存します。最長で30日程度が目安です。解凍は冷蔵庫内で自然解凍し、再加熱は必ず行ってください。
保存容器や包装のおすすめ
- 未開封は元の真空パックのまま保管。
- 開封後は BPAフリーの密閉容器またはジップロックを使用。
- 冷凍保存時は空気をできるだけ抜いたフリーザーバッグを選択。
季節別の注意点
- 夏季は高温になるため、常温保存は避け、購入後はすぐに冷蔵庫へ。
- 冬季は低温で保存がしやすいが、凍結による包装破損に注意。
まとめ
完了期離乳食は未開封で約180日、開封後は冷蔵で2日以内に食べ切ることが安全です。常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存ポイントを守り、腐敗サインに注意すれば、赤ちゃんに安心して提供できます。