シマアジは鮮度が命の赤身魚です。結論として、購入後はできるだけ早く冷蔵(チルド室)で消費し、余った分は下処理してから-20℃以下で24時間以上冷凍すれば安全に保存できます。
シマアジの基本情報
シマアジはスズキ目シマアジ科に属し、淡泊な味わいとしっかりした身が特徴です。100gあたり約127kcalで、タンパク質やDHA・EPAといったオメガ3脂肪酸が豊富です。日本各地で漁獲されますが、産地は特定できないため「日本各地で漁獲」などと表記します。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限は品質が保たれる目安で、未開封の冷蔵状態で1〜3日が一般的です。
・消費期限は安全に食べられる期限で、特に生食や加熱が不十分な場合は注意が必要です。シマアジはアニサキス対策として、-20℃以下で24時間以上冷凍するか、中心部までしっかり加熱(70℃以上で1分)することが推奨されています。
保存方法の詳細
- 常温:要冷蔵です。常温で放置すると細菌増殖が早く、数時間で品質が劣化します。
- 冷蔵(1〜3日):チルド室(0〜2℃)がベスト。内臓を取り除き、表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、密閉容器またはラップで包みます。
- 冷凍(2〜4週間):下処理(内臓除去・血抜き)後、食べやすい大きさに切り、フリーザーバッグに空気を抜いて入れます。-20℃以下で24時間以上保存すればアニサキスリスクを低減できます。
保存容器や包装のおすすめ
・真空包装機がある場合は真空パックで保存すると酸化を防ぎ、風味が長持ちします。
・フリーザーバッグは二重に封をし、できるだけ空気を抜くことがポイントです。
・冷蔵では、プラスチック容器に蓋をして保存し、容器の底に氷嚢を置くと温度が安定します。
季節別の注意点
シマアジは春から初夏にかけての漁獲量が多く、比較的鮮度が保ちやすいです。夏場は水温が上がりやすく、鮮度が落ちやすいため、購入後は速やかに冷蔵・冷凍してください。
まとめ
シマアジは冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間が目安です。アニサキス対策として-20℃以下で24時間以上冷凍、もしくは十分な加熱が必須です。内臓除去・塩振り・密閉保存を徹底すれば、鮮度と栄養を長く楽しめます。