セミエビは鮮度が落ちやすい甲殻類です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間を目安に保存すれば、風味と栄養をしっかり保てます。この記事では、賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗の見分け方までを管理栄養士がわかりやすく解説します。
セミエビの基本情報
セミエビは小型のエビで、主に刺身や天ぷら、炒め物に利用されます。甲殻類に属し、100gあたり約68kcalと低カロリーで、タンパク質やビタミンB12、ミネラル（亜鉛・銅）を含みます。鮮度が落ちやすく、保存管理が重要です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限：品質が保たれる目安。未開封の真空パックであれば、製造日から約7日程度が一般的です。
- 消費期限：安全に食べられる期限。生のセミエビは冷蔵保存で1〜2日以内に消費することが推奨されます。
保存方法の詳細
常温
常温保存は非推奨です。温度が上がると細菌増殖が早く、数時間で傷み始めます。
冷蔵保存
冷蔵（0〜5℃）で1〜2日が目安です。以下のポイントを守ってください。
冷凍保存
冷凍（-18℃以下）で2〜3週間保存可能です。殻付きでもむき身でも同様に保存できますが、できるだけ早く冷凍することで風味が保たれます。
保存容器や包装のおすすめ
- 真空パックまたはジップロックで空気をできるだけ抜く。
- 冷蔵時は氷水に軽く浸してから密閉容器に入れると温度低下が早くなります。
- 冷凍時は1回分ずつ小分けにし、ラベルに日付を記入。
季節別の注意点
セミエビは春から初夏にかけてが旬です。この時期は比較的鮮度が高く、保存期間もやや長めです。夏場は水温上昇で鮮度が落ちやすく、なるべく購入後すぐに冷蔵・冷凍することが重要です。
まとめ
セミエビは冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間が安全な保存目安です。保存のコツは「早めに冷やす」「空気を抜く」「小分けにする」こと。腐敗サインを見逃さず、鮮度の良い状態で美味しくいただきましょう。
