サゴシは希少な魚で、鮮度が命です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3か月保存できるのが目安です。この記事では、賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗サインまで、管理栄養士が分かりやすく解説します。

サゴシの基本情報

サゴシは日本国内ではあまり流通しない珍しい魚です。身は淡白で、食感はややしっかりしており、刺身や煮付け、揚げ物に向きます。100gあたりのエネルギーは約68kcalと低カロリーで、たんぱく質が豊富です(約13g)。ビタミンDやEPA・DHAといった脂溶性栄養素も含まれますが、含有量は他の一般的な青魚に比べてやや少なめです。

賞味期限・消費期限の違いと目安

※パッケージに記載された日付は必ず確認してください。

  • 賞味期限:品質が保たれる期間。開封前の冷蔵保存で約1〜2日、冷凍保存で約2〜3か月が目安です。
  • 消費期限:安全に食べられる最終日。生鮮魚は消費期限が短く、購入後できるだけ早く調理することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存

魚は常温での保存は避けてください。特に夏場は30℃以上になると数時間で腐敗が進行します。

冷蔵保存(0〜5℃)

  • 未開封の真空包装は冷蔵で約1〜2日。
  • 開封後はキッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、密閉容器またはラップで包み、できるだけ早く使用してください。
  • 保存期間が延びるほど、旨味や食感が低下します。

冷凍保存(-18℃以下)

  • 鮮度を保ちたい場合は、購入後すぐに小分けにしてフリーザーバッグに入れ、空気をしっかり抜きます。
  • 冷凍での保存目安は約2〜3か月。長期保存は風味が落ちやすくなるため、できるだけ早めに使用してください。
  • 解凍は冷蔵庫内で自然解凍(約12時間)か、流水で急速解凍し、再冷凍は避けてください。

保存容器や包装のおすすめ

・真空パックやジッパー付きフリーザーバッグは酸化を防ぎ、乾燥を抑えます。

・保存容器はプラスチック製よりもガラスやステンレス製の密閉容器が衛生的です。

季節別の注意点

  • 夏季:高温になるため、購入後はすぐに冷蔵・冷凍し、常温放置は30分以内にとどめます。
  • 冬季:気温が低くても冷蔵庫の温度が上がりやすいので、温度管理は必ず確認してください。

まとめ

サゴシは鮮度が重要な珍しい魚です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3か月が安全な保存目安となります。保存容器は密閉できるものを選び、常温放置は極力避けましょう。腐敗サインに注意し、早めに調理すれば、栄養と美味しさを最大限に楽しめます。