ロブスターは新鮮さが命の高級魚介類です。冷蔵で約2日、冷凍で約3か月保存できることを覚えておけば、購入後も美味しさを保てます。
ロブスターの基本情報
ロブスターは甲殻類に属し、主に北米や日本近海で漁獲されます。身は低脂肪で、100gあたり約78kcal、タンパク質19g、ビタミンB12や亜鉛、セレンなどのミネラルが豊富です。調理法は茹で、蒸し、グリルなど多彩ですが、鮮度が落ちやすいため適切な保存が重要です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
ロブスターは「賞味期限」よりも「消費期限」が設定されることが多いです。未調理の生ロブスターは、冷蔵で2日以内に食べ切ることが推奨されます。調理済みのロブスターは、冷蔵で2日、冷凍で約3か月が目安です。期限は保存状態に左右されるため、できるだけ早めに利用しましょう。
保存方法の詳細
常温保存
ロブスターは常温では数時間しか持ちません。購入後すぐに冷蔵庫へ移すか、氷水に浸すことで鮮度を保てます。
冷蔵保存
・未調理の生ロブスターは、濡れた新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の最下段(0〜2℃)で保存します。
・調理済みは、密閉容器に入れ、冷蔵で2日以内に使用してください。
冷凍保存
・生ロブスターは、すぐに殻を割り、身を取り出して軽く塩水で洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。その後、真空パックまたはジップロックに入れ、-18℃以下で保存し、最大3か月を目安に使用します。
・調理済みは、食べやすいサイズにカットし、同様に密閉包装して冷凍。解凍は冷蔵で自然解凍するのがベストです。
保存容器や包装のおすすめ
・真空パックは酸化を防ぎ、鮮度保持に最適です。
・ジップロックは空気をできるだけ抜いて封じるだけでも効果的です。
・氷水を利用する場合は、容器に氷と水を入れ、ロブスターを完全に浸すと温度低下が緩やかになり、鮮度が保ちやすくなります。
季節別の注意点
ロブスターは主に夏から秋にかけて漁獲量が増えますが、気温が高い時期は鮮度が落ちやすいので、冷蔵・冷凍の手順を速やかに行うことが重要です。冬季は氷点下の気温で自然に鮮度が保ちやすく、保存期間がやや伸びることがあります。
まとめ
ロブスターは冷蔵で約2日、冷凍で約3か月が安全な保存期間です。氷水や真空包装を活用し、鮮度を見極めながら適切に管理すれば、いつでも高級な味わいを楽しめます。