ムラサキウニは鮮度が命の高級魚介です。冷蔵で1〜2日、冷凍で1〜2か月保存できるのが目安です。ここでは、賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗の見分け方まで、実践的に解説します。
ムラサキウニの基本情報
ムラサキウニは海胆(うに)科に属し、主に日本海側や太平洋沿岸で漁獲されます。外観は紫がかった殻に、甘く濃厚な卵巣(身)が特徴です。100gあたり約68kcalで、タンパク質やビタミンA、ビタミンE、亜鉛、オメガ‑3系脂肪酸を豊富に含みます。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限(Best‑before):品質が保たれる期限。未開封の冷蔵パックは製造日から約5日が目安です。
- 消費期限(Use‑by):安全に食べられる期限。開封後はできるだけ早く、冷蔵で2日以内に食べ切ることが推奨されます。
保存方法の詳細
常温
ムラサキウニは高温に弱く、30℃以上になるとすぐに劣化が進みます。常温での保存は30分以内に冷蔵へ移すことが原則です。
冷蔵(0〜2℃)
冷蔵庫のチルド室または野菜室の最も低温な場所に入れます。密閉容器に入れ、表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取ってから保存すると、酸化を抑えられます。
冷凍(‑18℃以下)
食べきれない場合は、できるだけ早くフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて密封します。急速冷凍できる機能がある場合はそれを利用し、保存期間は1〜2か月が安全な目安です。
保存容器や包装のおすすめ
- 真空パックまたはジップロック袋で空気を遮断
- 冷蔵時はプラスチック容器に入れ、蓋を軽く閉めるだけにする(圧迫で身が潰れないように)
- 冷凍時は二重包装で凍結焼けを防止
季節別の注意点
ムラサキウニは春から初夏にかけての漁獲が多く、鮮度が高い時期です。夏場は水温が上がりやすく、鮮度保持が難しいため、購入後は即座に冷蔵・冷凍することが重要です。
まとめ
ムラサキウニは冷蔵で1〜2日、冷凍で1〜2か月が目安です。開封後はなるべく早く食べ切り、保存容器は空気を遮断できるものを選びましょう。腐敗サインに注意し、安全に美味しいウニを楽しんでください。