養殖もの(鰻・穴子・鱧)は、鮮度が落ちやすいため、できるだけ早く適切に保存することが重要です。ここでは賞味期限の目安と安全な保存方法をまとめました。

養殖ものの基本情報

鰻・穴子・鱧はすべて海産の魚類で、タンパク質が豊富(100gあたり約68kcal)です。脂質は部位により差がありますが、特に鰻はDHA・EPAが多く、栄養価が高いのが特徴です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる期間。未開封の冷蔵パックは製造日から約2日、冷凍は約30日が目安です。
  • 消費期限:安全に食べられる最終日。生の状態で購入した場合は、購入後24時間以内に調理し、調理後は2日以内に食べ切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

常温

常温での保存は避けてください。温度が上がると細菌増殖が急速に進み、数時間で腐敗が始まります。

冷蔵(0〜5℃)

未開封のパックは冷蔵で2日以内に使用し、開封後はできるだけ早く食べ切ります。保存容器は密閉できるプラスチック容器かラップで覆い、表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取ってから入れましょう。

冷凍(-18℃以下)

鮮度を保ちたい場合は、購入後すぐに小分けにしてラップで包み、ジップロック等の密閉袋に入れて冷凍します。目安は30日以内の使用です。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うか、流水で急速に行い、再冷凍は避けてください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器または真空パック
  • ラップで表面の水分をしっかりカバー
  • 冷凍時はフラットにして重ねやすくする

季節別の注意点

夏場は特に温度管理が重要です。冷蔵庫の温度が5℃を超えないようにチェックし、可能であれば氷嚢を併用して温度上昇を防ぎましょう。冬場は冷凍庫の霜取りを定期的に行い、温度変化を最小限に抑えてください。

まとめ

養殖もの(鰻・穴子・鱧)は鮮度が落ちやすい食材です。賞味期限は冷蔵で約2日、冷凍で約30日が目安です。密閉容器での保存、温度管理、早めの調理を徹底すれば、栄養と美味しさを長く保てます。