魚介類

養殖もの(鰻・穴子・鱧)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
数時間(6時間以内が安全)
冷凍保存
約30日(-18℃以下)
未開封 製造日から約2日(冷蔵)/約30日(冷凍)
開封後 開封後2日以内に使用

養殖もの(鰻・穴子・鱧)は、鮮度が落ちやすいため、できるだけ早く適切に保存することが重要です。ここでは賞味期限の目安と安全な保存方法をまとめました。脂質は部位により差がありますが、特に鰻はDHA・EPAが多く、栄養価が高いのが特徴です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる期間。未開封の冷蔵パックは製造日から約2日、冷凍は約30日が目安です。
  • 消費期限:安全に食べられる最終日。生の状態で購入した場合は、購入後24時間以内に調理し、調理後は2日以内に食べ切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

常温

常温での保存は避けてください。温度が上がると細菌増殖が急速に進み、数時間で腐敗が始まります。

冷蔵(0〜5℃)

未開封のパックは冷蔵で2日以内に使用し、開封後はできるだけ早く食べ切ります。保存容器は密閉できるプラスチック容器かラップで覆い、表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取ってから入れましょう。

冷凍(-18℃以下)

鮮度を保ちたい場合は、購入後すぐに小分けにしてラップで包み、ジップロック等の密閉袋に入れて冷凍します。目安は30日以内の使用です。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うか、流水で急速に行い、再冷凍は避けてください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器または真空パック
  • ラップで表面の水分をしっかりカバー
  • 冷凍時はフラットにして重ねやすくする

季節別の注意点

夏場は特に温度管理が重要です。冷蔵庫の温度が5℃を超えないようにチェックし、可能であれば氷嚢を併用して温度上昇を防ぎましょう。冬場は冷凍庫の霜取りを定期的に行い、温度変化を最小限に抑えてください。

まとめ

養殖もの(鰻・穴子・鱧)は鮮度が落ちやすい食材です。賞味期限は冷蔵で約2日、冷凍で約30日が目安です。密閉容器での保存、温度管理、早めの調理を徹底すれば、栄養と美味しさを長く保てます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫へ入れる
表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る
密閉容器またはラップでしっかり包む
小分けにして冷凍し、フラットに保存する
解凍は冷蔵庫でゆっくり行う

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
カビが生えている
粘りが増している

よくある質問

A
はい、可能です。購入後すぐに小分けし、ラップで包んでジップロックに入れれば、-18℃以下で約30日間品質を保てます。解凍は冷蔵庫で行い、再冷凍は避けてください。
A
鮮度の目安は、肉質が弾力があり光沢があること、血の色が鮮やかな赤色、異臭や粘りがないことです。特に鰻は皮がツヤツヤしているかを確認しましょう。
A
調理済みの養殖ものは、冷蔵で2日以内に食べ切ることが推奨されます。冷凍すれば約2週間保存可能ですが、風味は徐々に低下します。
A
栄養を保つためには、できるだけ低温で短時間保存することが重要です。冷蔵保存は0〜5℃、冷凍は-18℃以下で保存し、解凍は冷蔵庫でゆっくり行うとビタミン類の損失を最小限に抑えられます。
A
夏は温度上昇が速いため、購入後すぐに冷蔵庫へ入れ、氷嚢やクーラーボックスで一時的に保冷します。また、冷蔵庫の温度が5℃以下に保たれているか定期的に確認し、早めに調理することが安全です。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本水産資源管理機構「養殖魚類の取り扱い指針」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください